ノンセク おひとり様人生

ノンセクシャルでも幸せに生きたい。セックスできないアラサー女のこれまでとこれからのこと。

結婚願望ないけど婚活!? お好み焼きマンとの邂逅編

ノンセクシャル自認前にやってた、失敗ばっかりの婚活体験談、第三弾になります。

ざざっと前回までのあらすじ。

彼氏居ない歴イコール年齢。結婚願望はそんなにないけど、アラサーになり焦って婚活をはじめたわたし。パーティーは自分の性格に合わない…と挫折を味わい、マッチングアプリに登録する。しかし次々と送られて来る気持ち悪いメッセに嫌気が指し、オタク趣味を大公開する奇行に出る。婚活そっちのけでオタク友達が出来てホクホク気分になったのも束の間、突然の賢者タイムが襲いかかる。とりあえず誰でもいいから会わなきゃ!!と言う謎の強迫観念に駆られ、即席出会い厨となったわたしの運命は!??

はい、そんなこんなでマッチングアプリで出会った男性と初めて会う約束を取り付けたわたし。その邂逅についてを書いていきたいと思います…が!!

あのね、ノンセクだとか言ってますけどぶっちゃけ今回ほんとセクマイ関係ないです。この記事に限ってはただの愚痴です、純粋に文句言いたいだけー。こんなことありました!って言いたいだけのお話。では、さっそく。

 

マッチングアプリからきた「一度会いませんか?」というメッセージ。アラサー腐女子レイヤーという三十苦に怯むことなく挑んできた相手の人は確か、3つくらい年上の隣の市に住んでる公務員だったと思う。正直なところ、私の趣味に文句言わない男性なら誰でも良かったので、他のことはあんまり覚えてません。

いま思い返してみても、メッセでめっちゃ意気投合したな!っていう覚えもないし、ヨッシャ!そんなら会おうや!って思ったのも何が決め手だったのか、全然思い出せないのです。たぶん、そろそろ一人ぐらい会っておかなきゃ…ってちょうど思っていた時期で、タイミングが良かっただけなんでしょうね…怖い…

とりあえず、晩ごはんを一緒に食べに行くことに。最初だし、あんまり長い時間もしんどいかなーと思っての判断、まあそこまでは良かったんですけど…

 

会う日に決めていたのが金曜日の夜。混むだろうから早めにお店決めて、予約もしといたほうがいいだろうな…ってぼんやり考えていて。場所は私の住んでる市の繁華街にしようってことになって、相手はお店も詳しくなさそうだったので、私が決めときましょうか?って提案。

私は自分が決めるほうがスムーズに事が進みそうだと思ったのでそうしたんです。でもそれがたぶん気に入らなかったんでしょうね…俺が決めるんでいいですよ!って言われてしまい、その提案は突っぱねられ…

そういうときのお店決めって男性がするもんなのかな?もっと男性を立てるとかすれば良かったのかな、慣れてないばっかりに悪いことしちゃったかも…ってちょっと反省。でもまあ、相手がどんなお店選ぶかで好みとかセンスとかも分かるし、任せておけばいいか!ってことで、お願いしていたんですね。

 

そして数日が経過。

自分で決めたこととはいえ、当日が近づくにつれてブルーな気持ちに。初対面の男性と喋るの死ぬほど苦手なので、本当のところは会うのだって嫌なんです。でも、これは婚活。やらなければいけない、成し遂げなければならない、それが私に課せられし任務…という気持ちなので、コミュ障の自分を叱咤して過ごす。

そんな私の婚活における唯一の楽しみ、それはご飯。お洒落な都会のお店で食べるご飯。相手のこととか既にどうでもいい、最早、目的はご飯。どんなお店に連れて行ってもらえるのかなぁ…何食べさせてもらえるのかなあ?って、それだけを楽しみにしてなんとか乗り切ったんですね。

アレルギーとか、食べられないものありますか?とか、どんなお店がいいですか?とかも、特に聞かれなかったし、ここのお店いいと思うんですけど、どうですか?とかの相談も連絡なし。向こうで勝手に決めたんかな?まあ好き嫌いないからいいけど…と思いながら、気がつけば当日に。

 

しかし待てど暮らせど相手からの連絡は来ない。お店に合わせて時間と待ち合わせ場所も決めなきゃいけないのに、何の連絡も来ない。わたし約束の日付け間違ってる!?って思ってメッセージ見返すけど、ちゃんと合ってるんですねぇ。不思議ですねぇ…。

え?待て???本当に会う気あります??

ここで私のテンションは地に堕ちる。お洒落な都会の晩ごはんをエサになんとか気分上げようとしていた努力はいったい何だったのか。

死ぬほど嫌だけど、これは任務なので私の方から連絡するほかないと思い「今日のお店ってどうなりましたか?集合時間とか場所も決めてなかったですよね?」って、メッセージを送る。わたし、とても、えらい。

すると相手から「じゃあ18時に駅で!」とだけ返事。じゃあ、って何??舐めてんの??ここで私のテンションは地に埋まる。行きたくない度がMAX、行く前からすでにお家帰りたい。だけどこれが最初だし、ここで会うのやめてしまったらもう婚活自体嫌になってしまう気がして。嫌で堪らないけど、泣きそうになりながらも街に向かう。わたし、とても、とても、えらい。

電車に揺られながら、そういえば集合時間と場所は聞いたけど、結局お店どうなったか返事もらってないな…と思い出す。メッセージで「お店どこになりましたか?」と聞き直してみた、ら…

 

「まだ決めてないんですよね、どこがいいですか?」

とか、言われて…もう…私はもう…。

今から時間を無駄にしに行くということが、大決定した瞬間である。お店決めといてって私言ったよね!?金曜の夜だから!混むから!予約したほうがいいよね?って話したよね!?私が決めようか?とまで言ったよね!!それ突っぱねたのどこのどいつじゃーい!!!

お店決めてなかったことは怠慢だけどそんなことより、私の気遣いを無下にした挙句、約束破られたということが一番ムカつくし悔しかった。泣きながら地下鉄の中でガチで地団駄を踏んだ。人間本気でムカついたらほんとに地団駄踏むんだなって初めて知った。

 

もうコイツと今後どうこうなることはあり得ないので、「予約してくれるって約束破ったんですか?」って、そのままの怒りをメッセージで送る。すると流石に焦ったのか必死でお店を探しはじめる相手。今更???

わたしが心配していた通り、華金、良さげなお店は既にどこも空いてないんですね。「駅近くのお店、何軒か確認したんですけど空いてないそうです…」とか言いやがる。そんなこと知ってるよ、分かってたから予約しとけって言ってたんだろうがよ、ふざけんな。あっきー氏、内心、ブチギレのブッチブチである。

ブッチブチついでにこのままブッチして帰ってやろうかとも思ったけど、もう山越えのクソ高い地下鉄料金も払ってしまっていたし、タダ飯くらい食らわなければ割に合わない。帰りのタクシー代も欲しいくらいの気持ち。「もうどこでもいいんで、予約してください」と絵文字なしで送信する。食べるだけ食べたら直帰しようと心に決める。

 

お店が決まらないままに、集合時間を迎える。駅とは言われたけど、地下鉄?JR?私鉄?それも決めてへんかったわ…と思い出して連絡。わたし、とても、とても、とても、えらい。

「いまどこですか?」と聞くと「お店探して駅から離れてました!」とか仰る。店探しってもしかして徒歩でやってたの??マジか??アナログか??マッチングアプリとか使えるくせに、そこだけなんで徒歩なんだよ、そもそも駅待ち合わせって言ったの誰です???もう怒りを通り越して呆れてくる。

「さっきなんとか入れるお店見つけたんです!」とか自慢げに言うてきたけど、それ事前に済ましとくべきことだからな??もうわたしの心も目も死んでいる。今からわたしが会うのはただの喋るクズなのだなと知る。

もうなんか語気が強くなるし、言葉も汚くなってしまうけど、当時の私の怒りとやるせなさを瑞々しくみなさまにお届けするための言葉選びをすると、こうなってしまうんですね。こればっかりは仕方ないので、このままでいきますね、苦手な人がいたらごめんなさいね。

 

一度駅に戻りますね!と言われたので「JRの東口に居ます」と伝える。しかし待てども来ない。12月の寒空の下、待ち続けるが来る気配がない。どこにいるかもっかい聞いてみたら、全然場所を理解していないんですね。

ヤツは見事に迷子になっていたのである。

ここまで来るとなんか面白くなってきてしまったわたし。「まわりに何が見えますか?」って聞いたら「吉野家?」とか言う。そもそも吉野家とか行かないから、どこにあるかとか残念ながら把握していない。全然分からない、笑う。めっちゃオモロイ。

もうコレ、その奇跡的に予約できたとかいうお店に、私が直接行った方が早いのでは…?と、判断。「予約できたお店の前で待っててください。どこのお店か教えてもらってもいいですか?」と尋ねると、ヤツはこう言った。

 

「あ!風月です!」

そっかー、お好み焼きかぁ…風月かぁ…そっかあー!!どうしてそうなったのかなぁ、そっかぁー!!確かに言った、どこでもいいから予約しろって、わたし言いました、確かに言いました。そやけど!!風月て!!

お好み焼き好きですよ、大好きですよ、風月行きますよ?好きですよ?だけどね、今日さ、新しいコート、おろしたとこなんだわ??ステキなお店でご飯食べられると思ってたから、自分なりにお洒落してきたんだわ??知ってたらね、匂いついても大丈夫な服着て来たわ!!まだ顔も見たこともない相手に殺意を覚えたのはこれが初めての経験である。

駅から近い風月というと、たぶん駅前の店舗だろうな…と思うけど、それ以外にも何軒か風月あるので間違っていても嫌だし「どこの店ですか?」って一応聞く。わたし、とても、とても、とても、とても、えらい。すると相手から来た返事。

 

「あ!お好み焼き屋さんです!」

うん、知ってる!!少なくともお前より知ってる!!もう笑うしかない、他に術がない。何?わたしの聞き方が悪かったの!?え!?何屋さんですか?とか聞いてないんだけど??日本語!ワカリマスカ!??

もうなんか無理を通り越して、ヤツがネタとして面白くなってくる。ここまでのクズいヤツに出会えるなんて、この先ないかも知れないし、これは是非とも会ってみてわたしの人生の鉄板ネタにしてやろうと決める。お好み焼きだけに。山田君、あっきーさんに座布団5枚。

そして駅前の風月へと向かう。店の前にいたのは大人しそうなサラリーマン風の男性。これはもう既に婚活であって婚活でない。わたしの中での目的は面白い人に会いに行く、というスタンス変わってしまっているということに、目の前のお好み焼きマンは気付いていない。

 

簡単に店先で挨拶するが、挙動不審にも程があるお好み焼きマン。もしかしたら私の顔が絶対殺すマンで怖かったのかも知れない。早い段階で会おうとか言ってきたから、慣れてる系なのかと思ったら何のことはない、ただの非モテ系男子だった。私だって人のこと言えた身分でないけど、もう初対面の時点で好感度マイナス五万点なので仕方ないと思う。

会って最初に謝罪があると思ってたのに、それもなし。びっくりびっくり、マジでクズの中のクズの可能性出てきた。待ち合わせ場所、迷っちゃってー!とだけ言われたけど、私が一番怒ってんのそこじゃねーからな、履き違えんな??

さっさと食べて帰りたいけど、お好み焼き、オーダーして焼けて食べられるようになるまでって、悲しいかな結構時間がかかる。その間、目の前の粉もんは色んな話をしてたけど、私はそれを「へー」「そうなんですねー」「なるほどー」の3パターンのみで乗り切る。

自分からは質問しない。目線は鉄板に落として、絶対に目を合わせない。その塩対応を突き通せばさすがに心折れるかな?って思ったんですけど、根本的に空気読めないのか頑張って会話途切れないようにしようと思ったのか、何なのか知らないけど、ずっっっと一人で話してました。よく喋る炭水化物だなぁ…。

 

そんなこんなで、1時間ほどでお好み焼きは食べ終わる。時間もまだ余裕はあるし、お腹もまだ入る感じだけど私はもう早く帰りたいので、そろそろお店出たいオーラを出しまくる。

それには流石に気が付いたお好み焼きマン、出ましょうか!と言い出す。支払いはもちろん出してくれるだろうな!って思ってたけど、財布すら出さないのも何だかな…って思ったので、レジ前でカバンをゴソゴソ。

それをみたお好み焼きマン「あ!助かりますー!」とか何とか言いながら、千円札を一枚引っ込めた。

私はきっちり半分の値段を支払うことに。なんこれ??わたしの塩対応への仕返しのつもりかな??何なのかな??なるほど、なるほど、最後まで期待を裏切らないクズっぷり、すごい、もうこれはすごい。良いこと教えてあげる、お前、絶対、結婚、できない!!!

 

支払いが終わってレジ横に目をやると、出来る子の風月、出口のところにファブリーズを置いている!!先を急ぐお好み焼き焼きマンに、ちょっと待て!と声をかけ、これ見よがしに本日おろしたてのコートにこれでもかとファブる!ファブる!ファブる!!

そこでヤツはやっと自分の愚行に気が付いたようで「あ…お好み焼きって、匂い、付きますもんね…気になりますよね…」とぬかしやがるが、今更である。「そうですね、最初から知ってたらこんなコートは着てこないです」とその時ばかりは目を見てハッキリと伝えたら、さらに挙動不審になった。悪気もないしほんとに無自覚なんだろうなぁ。

もう会うことはないと思うし、お前のここがダメ!とか言って注意する義理もないので、それ以上は何も言わなかったけど、もっと重い罪いっぱい犯してるんだぞ?って感じ。

 

少し元気がなくなるお好み焼きマン。流石にちょっとは心折れたか!ざまぁ!と性格悪くほくそ笑んだのも束の間、店を出た瞬間に

「まだ時間も早いし、カラオケどうですか!?」

とかいうまさかの申し出に、開いた口が塞がらない。いや、いや、いや、この流れでどうして私とカラオケなど行けると思った??本当に何を考えているのか分からない。誘うとしてもそこはカフェとかじゃないの??カラオケてお前、個室やぞ、今日が初対面やぞ???

ドン引きにも程があって、しばらく絶句してしまったけど「カラオケはあり得ないです。今日初めましてなのに個室とか無理です」とクールなトーンで伝える。すると焦ったように「えーっと、えっーと!じゃあゲームセンターとか!」って苦しまぎれの提案。行くわけないやろ、馬鹿か貴様。こいつの心は鋼で出来ているのか?

 

「いまからもう一軒って気分でもないし、明日も仕事なのでわたし帰ります」と言ったら、「そうですよね、晩ごはんを食べるっていう約束でしたし、目的は達成されてますよね」とか言い出す。何やねん目的って。

普通だったら今日はありがとうございましたー!くらい言うけど、失礼します、って一言だけ言ってサッサと風月を後にしました。別れたあと、すぐにLINE来てたけど、ひとりでサンマルクカフェでお茶しながら既読無視からのブロックでトークルーム削除した。それから一度も会ってませーん!!  

婚活始めて最初に会ったのがコイツとか、こっちが心折れる。いい加減にしてほしい。やっぱり、すぐに会おうとか言ってくる奴にはロクな人居ないんだな…という学習はできた、のかも知れない。

 

友達にこの話をしたら爆笑してもらえたから、地団駄踏みながらも会った甲斐はあったのかな?って思ってます。こんな人もいるけど、たぶん少数だと思うので、結婚したい人は婚活頑張ってください。

これが伝説の男、お好み焼きマンの全てです。是非語り継いでほしい…私はもうお腹いっぱいです、ありがとうございました。

次回は、ファッションチェッカー☆ピーコ編です。

婚活で出会ったのは、本当の自分!?マッチングアプリ編

思いのほかサクサク更新できていて嬉しい。これで3回目の投稿ですね。前回に引き続き、ノンセクシャル自認前のわたしの婚活体験談について書いていこうと思います。

前回までのあらすじ。

今まで男っ気なく趣味を謳歌してきた私。結婚願望も特になく、のほほんと過ごす日々。しかしアラサーを迎え活動を始める周りの友達をみて焦りを覚え、初めての婚活パーティーに参加する。しかしコミュ力の圧倒的不足により、お見合い回転寿司の攻撃にあえなく撃沈、ただ自分のポンコツさに自信喪失し帰宅。パーティ形式は向いていないのでは?との婚活マスターからの助言により、早速婚活マッチングアプリに登録するが…??

というわけで、今回はマッチングアプリ編。

 

マッチングアプリ、使ったことある方も多いと思うんですけど、私が選んだのは顔本連携の某アプリです。自分の居住圏内で同世代の相手探しとなると、いちばんあり得そうで恐ろしいのは知人やそれに近しい人とのマッチング。顔本での友達とその友達まで自動ではじいて検索結果出してくれるシステムが神か?と思ってダウンロード。

最初はひたすら情報の入力。自己紹介や結婚相手に求めることはもちろん、将来子どもは欲しいか?親と同居か?などなど…、とにかくたくさん書くことがある。初回のデートの費用は割り勘と男性持ち希望どちらか?とか、そんなことまで記入する欄あって、めっちゃびっくりしました。細かい…。

でもそれだけ情報が多いので、自分の求めている相手の条件がしっかりある人にはもってこいです。希望の年齢や身長、年収なんかでも相手を探せて便利。興味ない人ともとりあえず話さなきゃならなかった婚活パーティに比べると、圧倒的に無駄が少ない。これはいい!

 

そして大事なのが顔写真。絶対載せなきゃいけないこともないみたいなんですけど、プロフィールに貼ってるほうが断然出会い率アップ!との説明がされていたので、とりあえず旅行のときの写真を載せることに。すると頻繁にイイねとメッセがくるように。

わたし、ずっと髪はショートカットなんですけど、メッセしてくる人たちから十中八九、ショートカット可愛いですね!と言われる。みんなやたら髪型の話をしてくるんですね…褒めるところが髪型しかなかったのかも知れないけど、謎にショートカットフェチが集まる形に。

他の情報もたくさん書いてるのに、みんな写真しか見てなくて、趣味の話とか私の中身のことを魅力的だと言ってくれる人はひとりも居ない。結局は男の人って外側しかみてないんだなー、って分かると悲しくなってしまって、そういうメッセは全部既読無視してました。

 

無視しててもショートカットイイですねメッセはドンドン来るので、さすがにだんだんイラついてきます。こんだけメッセ来るならハードルを上げて、ふるいにかけてもいいのでは?と思いついた私、プロフィールを更新してありのままの自分を前面に出しました。

腐女子コスプレイヤーです!趣味大事なので一人の時間たくさんください!!

っていうのを追加したら、来るメッセの数がめっちゃ減りました。どうだ!?勝ったぞ!!と誇らしげな気持ちになってましたが、勝ったって、何に??って感じだし本末転倒。

 

それでも腐女子レイヤーに理解のある懐の深い男性、というのも少なからずいらっしゃる様で、そういう方からのメッセージにはちょくちょく返信をしていました。

最初のうちは当たり障りのない自己紹介なんですが、メッセを繰り返す中でどんなコスプレするのー?写真みてみたいなー!的なことを言われるようになりました。結局また見た目かーい!とゲンナリして、まあそのうち…って最初は逃げるんですけど、何度も催促してきてなかなかしつこい人もいたり。

そういう手合いには、えー??仕方ないなぁ…恥ずかしいけどちょっとだけですからねっ!!とかなんとか言って、史上最強に盛れてるイケメンな男装コス写真を送りつけて、相手が戸惑うのを楽しんでました。うん!とっても性格が悪い!!もう婚活という目的を完全に忘れてしまっているという残念さ。

 

そんな中でいちばん長くメッセが続いたのは、年下の大学院生でした。ひたすら好きなアニメの話をして、作品のおススメをしあったり。最終的には私はBL、向こうはGLの萌え語りをお互い話し合う仲になりました。だけど、じゃあ今度会いましょうか!という話には一度もならないまま、ただのネット友達みたいな感じになっちゃったんですね。

そうこうしているうちに、さすがの私も賢者モードに突入。待って??私がしてるのって何やっけ??婚活、そう婚活や。オタク友達作りちゃうやん、婚活やん!!!と、自分のやるべき事にやっと気付いて、その大学院生とのメッセージをやめました。でも彼とのやり取りは本当に楽しかったんです、ありがとう…ありがとう…。

 

婚活アプリでの活動とはいえ、やっぱり相手に実際に会ってみないことには、次には進めないよなぁ…と思い、とりあえず誰でもいいから、条件合う人と一回会ってみよう!と重たい腰が上がります。

その勢いがあるうちに会ってしまわないと、また面倒になってしまいそうだったので、ちょっと焦りながら相手を探しました。メッセージのやり取りの中で、かなり早い段階で一度会いませんか?と言ってきた人がいたので、どうなのかなぁ?とは思いながらも、条件も悪くなかったのでまあいいかな…と軽い気持ちでその人と一度会う約束をとりつけました。

まあ、お察しの通り、今思えばそれが一番の失敗だったのですが…。この彼との出会いは忘れられないものになりました、色々な意味で。いや、ほんとにいろんな意味で。

 

マッチングアプリ編、今回はここまでです。いやー、やらかしている。まだまだ前半戦だと言うのに、今ざっと振り返ってみても既にかなりやらかしている。

普通の女の子がなら、ショートカット良いですね!の時点でキレることなく、その中から良さげな人を捜せるんですかね?私には無理ですね。あっ、そもそも結婚する気ないからそんな気力も無かったのか!!納得ー!

次回は、伝説の男、お好み焼きマンとの邂逅編です。お楽しみに!!

婚活して出会ったのは、本当の自分!?お見合いパーティ編

前回も書いたように、私は自分がノンセクシャルとかセクシャルマイノリティだとか、全く気が付かないままに過ごしていました。何が自認のきっかけになったかと言いますと、そう、

婚活です。

 

お恥ずかしながらわたくし、25歳を過ぎるまで一度も男性とお付き合いしたことがありませんでした…。

出会いが少ない環境に居たこともありますが興味が湧かなかったというか、あんまり相手が欲しいとも思っていなかったんですね。今思えばそれも兆候のひとつではあったはずですが、そんなことで気が付くはずもなく。

趣味も充実してるし周りの友達も遊んでくれるし、毎日楽しいから彼氏なんかいなくてもよくなーい??と思いながら、25日は過ぎ、売れ残りクリスマスケーキに。別に結婚する気が全くないわけではなかったので、そういう気分になったときにやればいいや!くらいの軽い気持ちで売れ残っていました。

 

そんなときです。

仲良くしていただいていた年上のお友達の方と、職場の先輩から「いつか結婚したいと思うなら、無理してでも出来るだけ早く活動しないと、30過ぎたら誰も見向きもしてくれなくなるよ!」と、全く同じことを言われたんです。

そもそも売れ残ってる自覚もないし、年明けでも構わずケーキ食べる派の私としては、ほんとに?そうなの??って感じだったんですが、人生のパイセンであるおふたりがそう言うならば、そうなのかも知れないなぁ…。と、少し認識を改めました。

 

その台詞を言われた同じ頃、仕事が忙しくてあまり集まれていなかった大学の友達グループのみんなと久々に会うことになりました。そのうちの一人の子が、知らないうちに婚活パーティーマスターになっていたんです。土日休みのたびに街に繰り出し、何件かのパーティーをハシゴするとのこと!

その子、とっても性格も良くていつも明るくて可愛いし、めっちゃモテそうなタイプだなって思ってたので、この子でもそんなに頑張らないと結婚できないもんなの!?え!?ヤバくない!?結婚とかいう人生イベント、みんな簡単そうにこなしてるけど、実はめっちゃハードル高いのでは!?と、ここで初めて焦りました。

これはめんどくさがっている場合ではないかも知れない…と、事の重大さに気がついたわたしは、自分も活動を始めることを、この時決意したんです。

 

とりあえず目の前にいる婚活マスターを頼らない手はないということで、そのパーティー!こんど私も一緒に連れて行って!!と頼み込み、仲間に入れてもらいました。とりあえずこれが最初の一歩、マサラタウンにさよならバイバイ…

程なくして、婚活マスターの友達と私ともう一人の友達の三人で、地元でやっている婚活パーティーに参加することになりました。

婚活パーティーといっても街コンではないので、会場には食べ物や飲み物なんかはありません。あるのは机と椅子だけ、よくある会議室みたいなところです。そこでひたすら相手と喋って、喋って、喋る。いわゆる、お見合い回転寿司というやつですね。

 

事前に書いた自己紹介カードを相手と交換して、それを読みながらひとり5分くらいでお話をするんですけど、まあ30人くらいいるので、それを30回、回転寿司を繰り返すわけです。

参加者には番号が割り振られているので、話した相手の印象とか特徴とか、忘れないように番号とともにメモするんですけど、次々に流れ込んでくる寿司ネタに、だんだん途中から訳が分からなくなってきます。

最初は頑張って相手の職業とか趣味とかメモしてたのに、最後の方の番号の人のところは「メガネ」しか書いてなかったり。完全に集中力が切れてしまっている、もう誰のことかすら分からない。

そもそも男性と会話することに慣れていないし、初対面の人と話すのがあまり得意なタイプではない私。そのなけなしのコミュ力を絞り出させるこのお見合い回転寿司というシステムに、体力と記憶力を全部持っていかれてしまったんですね。お前は今まで食った寿司の巻数を覚えているのか!??状態。

もう最後の方はお腹いっぱい、もう回らなくて結構、という感じ。早く終わんないかな…ってそればっかり考えてしまって、完全なる消化試合。

 

それでもお見合いパーティなんで、最後は自分がいいな!と思った番号の人を複数選んで紙に書いて提出。お互いがお互いを選んでいれば、無事カップル成立、という仕組み。

しかし私は疲れすぎて一刻も早くお家へ帰りたい、そんなのもうどうでもいい。白紙で出したい気持ちもあったんですけど、せっかく来たしなぁ…と思いながら、参考にもならないメモを見ながら適当に書いて提出。

するとなんか、カップル成立してしまったんですね…。この人誰だっけ??と思いながらLINEの交換だけしました。その後、よろしくお願いします!って送られてきたメッセージを既読無視して、申し訳なく思いながらもトークルームもその日のうちに削除しました。

相手の人がどうとかいうことではなくて、婚活をやってみて改めて気付いた自分のダメダメさに、ブルーになってしまったんです。今はもう何も思い出したくないの…しばらくお寿司は食べたくないの…そっとしておいて…という気持ち。

ちなみに我らが婚活マスターは、その日のパーティでいちばん目立っていた、みたいな高身長イケボイケメンとカップルになってました。すごい、さすが歴戦の猛者。

 

女3人しゃぶしゃぶをつつきながら反省会。正直に感想を話すと、婚活マスターは「私は実際に会って話をするのが好きだから、婚活パーティーを選んでるけど、あっきーはもっとじっくり相手を選んでから会う方法のほうが合ってるかもねー!」と言ってくれました。なるほど納得だわ。

結婚相談所への登録とかも考えはしたんですが、お金も割とかかるし、相談所に実際行くのって緊張しちゃうし時間も取られちゃうし、ちょっとなぁ…?と悩んでしまい、断念。

そこで目を付けたのが、婚活専用のマッチングアプリ。無料だし、簡単に条件に合う相手を探せて、会う前にアプリ上でメッセージのやり取りも安全にできるので、これは私に合ってるのでは!?と思い、早速登録しました。この後のお話は怒涛の(?)マッチングアプリ編でお話します。

 

そこまで結婚願望なかったはずなのに、いざ婚活やり始めると思いのほか真剣に取り組んでいる自分がいて…。でも今思うとそれも、本当に自分がやりたかったことだから、という訳ではなかった気がしています。

婚活、結婚、それがわたしの為すべきこと、人生の任務。周りのみんながそうしているからとか、親を安心させるため、世間体のため…勿論それもあるけど、それが自分のためにもなるはずだ!と思い込もうとしていたところは大きいです。

婚活をスタートさせたときから、その動機が弱かったというのも、色々うまくいかなかった原因だとは思います。この私の失敗談を反面教師にしてくれる方がいらっしゃればいいなぁ…という思いで、今後しばらくは婚活の体験談を書いていきたいと思います。割と長くなりそうな感じ。ゆるりと更新していきますので、また読んでいただけると嬉しいです!

ノンセクアラサー、ブログはじめます。

閲覧ありがとうございます。はてなブログ、はじめました!初めまして、あっきーです。

今までにもブログをやっていたことはあったのですが、一度自分のこれまでのこと色々まとめておきたいな!という気持ちが出てきたので、ブログ開設することにしました。

 

わたくし、あっきー。現在アラサーなのですが、いままで普通に生きてきました。妙齢を迎えて、親や他の友達と同じように結婚して子どもを産んで…そんな人生を送るんだろうなって漠然と思ってました。

ところがどっこい!

去年の夏に、気付いてしまったんです。

私、もしかしてノンセクシャルでは??と。

 

突然ですがノンセクシャルって言葉ご存知ですか?

たぶんこのブログを読んでくださる多くの方々は、そんなの知ってるよ!って場合が大半だと思うんですけど、最初だし、簡単にだけ説明させて頂きますね。

 

ノンセクシャルというのは、セクシャルマイノリティと呼ばれているセクシャリティのひとつです。レズ、ゲイ、バイ、トランスジェンダー、いわゆるLGBTという言葉は聞いたことがある方も多いと思いますが、ノンセクシャルはそこには含まれていないセクシャリティです。

正式にはロマンティックアセクシャル、日本語では非性愛と呼ばれています。Google先生による解説を載せておきますね。

非性愛(ひせいあい)とは、他者に対しての恋愛感情は有り得たとしても、恒久的に他人への性的欲求を持たないことをいう。 非性愛の性質を持っている人のことを非性愛者、またはノンセクシュアルという。略称としてノンセクともいう

なんか難しいですけど、めちゃくちゃ噛み砕いて言ってしまえば、誰かを好きになることはあるけど、セックスはしたくないなぁって思ってる人、ということです。

 

ノンセクシャルに似た分類のセクシャルマイノリティに、アロマンティックアセクシャル、略してAセク、というものもあります。この方々はセックスしたくないのはもちろんだけど、そもそも恋愛感情が分からない、人を好きになることがないセクシャリティ、とされています。

セクマイつながりで仲良くさせて頂いている方には、ノンセクだけでなくAセクの方もたくさんいらっしゃいますので、私にとってはけっこう身近なセクシャリティです。Aセクについては、また今度ゆっくりお話するとして、今回はとりあえずノンセクシャルについて。

 

LGBTの方がノンセクシャルを併せ持つ場合もありますが、私は女として男性が好きだったので、ほんとに去年まで自分がセクシャルマイノリティだなんて、全く気がつきませんでした。四半世紀生きてきて今更!?自分のこと知らなさすぎかよ…という感じです、ビックリです。

普通にセックス嫌いな人だってたくさんいるだろうし、そんなの程度問題なんじゃないの?本当に好きな人ならできるんじゃない?そんなのセクシャルマイノリティって言うほどのことなの?って思う方も、もしかしたらいらっしゃるかも知れませんね。

その意見、とてもよく分かります。ノンセクシャルアセクシャルって、LGBTとは違って周りから分かりにくいんです。同性と付き合ったり、見た目が違ったりするわけではないので。なかなか世間での認知が進まないのには、このあたりにも原因がありそうです。

 

それでも私自身、ロマンティックセクシャル、つまり、恋愛できてセックスしたいと思ってる人たちと、自分の間には大きく違いがあると感じています。

その違いは、いままではちょっとした違和感くらいで済んでいました。ですが、年齢も結婚適齢期を迎えて、避けて通れないものとして、私の人生の道に立ち塞がってきたんです。友達が話す恋バナに心から共感できなかったり、異性から触れられても嬉しいと思えなかったり。

私もみんなとおんなじようにできるはず、そう思って、たくさん無理をしました。それでも上手くいかず、そうこうするうちに限界が来て、自分のことが何も分からなくなりました。

 

そんな時に出会ったのが、ノンセクシャルという言葉です。私だけじゃない、他にも同じような人がいるんだ!という安心感と喜びに、スマホを握りしめて、真夏の夜にわんわん泣きました。

そこから、これからの人生は他の人と違うものになるだろうし、ひとりで生きていくことになるかも知れないから、その分ちゃんと自分と向き合って、自分のことをよく知って、何より自分を愛してあげよう!と思うことにしました。

今ではツイッターでセクマイ垢を作って、いろんなセクシャルマイノリティの方々と交流しながら、意見交換をする充実したセクマイライフを送っています。笑

 

ツイッターもとっても楽しいんですが、色々覚えているうちに、ノンセクシャルを自認する前のことなんかも書き留めて、あとで見返せる場所が欲しいな、と思い立ってこのブログを書いています。

日常のことというよりは、自分の今までの体験とか思いとか、すごく個人的な自分の内側のことをつらつら書いていく形になるかと。セクシャリティのこと、恋愛のこと、家族のこと、婚活のこと、セックスのこと。内容はちょっと重たかったりするかも知れませんが、せっかくなので明るく楽しく書いていければいいな!と思っています。

サクサク更新はできないと思いますが、時間ができた時にマイペースに書いていきたいです。どうぞ、よろしくお願いします。