ノンセク おひとり様人生

ノンセクシャルでも幸せに生きたい。セックスできないアラサー女のこれまでとこれからのこと。

他人の金で食べる焼肉は本当に美味いか

去年の秋のことなんですけど、アセクノンセク界隈の方とのオフ会を東京で主催した、その帰り道の出来事です。


関西在住のわたし、東京に行くときはいつも新幹線利用。そのときもオフ会主催で荷物がすごく多かったんですよね。頭上の荷物棚には置けない大きいスーツケースだから、そういうときは車両の一番の後ろを取って、自分の座席の背中側に荷物を置くようにしてました。

その日は三連休初日ってことで新幹線も割と混んでたんですが、最初に予約していたより早い時間のもので帰りたくて空きを検索してたら、臨時ダイヤの増便で一番後ろの座席がたまたま空いていて、ラッキー!と思いながら変更予約をしたんですね。


オフ会楽しかったなぁ〜って思い出にふけりながら、ちょっと張り込んだ駅弁片手にいざ車内へ乗り込む。自分の予約した座席へ向かうと何故か70代くらいのおじいさんと40代くらいの男性が並んで座ってて。

え??そこわたしの席では??って思って何度もチケット見返すけど、新幹線の時間も座席も間違ってない。あ〜これきっと相手のほうが間違えてるんだろうな…教えてあげよ…と解釈して声をかけたんです。

 


席お間違えではないですか〜?とわたしが言うと、ハッとした顔で二人席の窓側に座っていた恰幅の良いおじいさんのほうが「すみません、すぐに退きますので…」と謝ってきた。顔が政治家のハマコーに似ていたので、ここから先はこのおじいちゃんを浜田さんと呼ぶことにする。

すると浜田さんの隣にいた色黒で細っこい男性が「ここの席っスよね!?すんません!」と立ち上がった。こちらは俳優の岡田義徳さんにそっくりだったので、岡田と呼ぶことにする。

岡田は浜田さんのお連れ様だけど、座席の予約は別にしている様子で「お邪魔しました、じゃあ浜田さんあとで!何かあったら電話ください!」と言い残し岡田はいそいそと斜め前くらいの自分の座席へ戻っていった。


このふたりどういう関係なんだろうな…苗字呼びしてたから親子って感じでもなさそうだし…と思いながら、すみませ〜んありがとうございます〜と声をかけて、スーツケースを置こうと座席の裏を覗くと、畳まれた車椅子が一台。

アレ?と思ってよく見ると浜田さんは靴を履いていない。その足は両方とも包帯でぐるぐる巻きになっていて、思いのほか小ぶり。普段看護師として働いている私はその状況をみて、あ〜〜なるほど…と思いました。

この人、きっと糖尿病性壊疽だ。


糖尿病性壊疽は糖尿病が原因で皮膚が腐る病気のことです。糖尿病は末期になると末梢神経障害といって、足先や指先の感覚が失われていきます。だから怪我をしても気付かないことも多いんですね。

そのうえ動脈硬化も進んでいて血流も悪いから治りも遅いし、血液中にお砂糖がたくさんあるのでバイ菌も寄って来やすいため、小さな怪我でもすぐ感染を起こします。足の裏なんかは見えないし不潔になりやすいぶん、トラブルがとくに多い。気付かないうちに足が腐って、最悪の場合は指を切り落とさなければならなくなるんです。

なんか突然のお勉強タイム…。


浜田さんはきっと重度の糖尿病患者さん。足を切るくらいだから、きっと網膜症もあって目もほとんど見えてないだろうし、透析導入していることもほぼ確実。そもそも車椅子だし、そんな人がひとりで新幹線で出かけるのは無理。岡田は介助者だったんだな…とそこでやっと理解。

病気になっても介助者つけてでもお出かけしよう!っていう気持ちが素晴らしいなぁ〜。病気とうまく付き合いながら人生楽しんでいらっしゃるのだなぁ〜と思いながら、浜田さんの隣の席に座る。

 


さっそく買ってきた駅弁を食べようかな〜と思いかけた矢先、浜田さんが「さっきは申し訳ありませんでした…自分はちょっとした障害者でしてね、ひとりでは身の回りのこともできない人間なんです」と話しかけてきた。

大体のことは把握できていたので、大丈夫ですよ〜気にしないでください!と声をかける。

「あなたは何をしに東京へ?ご旅行ですか?」と聞かれ、初対面のおじいちゃんに、セクシャルマイノリティ繋がりのツイッター仲間とコスプレハロウィンパーティーしてました!と本当のことは流石に言えないので、友達と会ってきたんですよ〜!と当たり障りのない返答をする。

「そうですか…わたしは職場のOB会に参加していましてね、みんなで帰る予定だったんですが、この身体でしょう?まごついていたら予定していた新幹線に乗り遅れてしまいましてね。車椅子もあるので一番後ろの席が良かったので、ここを選んだんです。お隣になったのも何かの縁ですし、ご迷惑でなければ少しお話しませんか?」と提案される。


そういった浜田さんの視線は全然あっていなくて、やっぱり目もよく見えてないんだなぁ…と確信する。紳士的な話し方でそう言われると、旅の最後に行きずりの会話も楽しいかも知れないな〜と思えてきて、お弁当を出すのをやめて、私で良ければお話しさせてください!と言って、浜田さんのお話を聞くことになった。

 


結論から言いますと、そこから新神戸駅までの3時間弱…ノンストップでずっっっっっとお話ししてました。買ってきたお弁当はもちろん冷めた。

浜田さんはほんとにいろんな話をしてくれました。その話題のどれもが私にとってはすごく楽しくて。自分のこと話すばかりじゃなく、私のことも適度に聞いてくれたりして、全然苦痛じゃなかった。

ご病気のこと聞く中で看護師してることも話したんですけど「看護師さんにはいつもお世話になっていて、頭が上がりません。本当に素晴らしいお仕事ですよ、大変だと思いますが是非続けてください」って言われて、ま〜〜悪い気はしない、満更でもない。気がついたら時間経ってた感じで…。きっとお話の仕方が上手いんだろうな〜。


お話をしていく中で浜田さんが某有名企業のOBであることがだんだん分かったり、子どもたちも医者弁護士役員みたいな感じだったりと、ふつうに聞いたら自慢かよ!って突っ込みたくなりそうなところも、全然嫌味じゃなかったのがすごい…圧倒的話術の勝利…。

もしかして私は普段だったら言葉をかわすこともないような人種の方とお話しているのでは??と思えてくる。アレ…この人…なんでグリーン車乗ってないの??そっか、席空いてなかったって言ってたっけか??


3時間ぶっ通しで喋っている最中、新幹線のワゴン販売のコーヒーを奢ってもらった。車内販売利用するの初めてでテンションが上がる。コーヒーそんなに得意じゃないけど、折角だしな…とおもって一緒に飲みながら、浜田さんが良く見えなくてコップ倒しそうになるのをずっと阻止するお仕事してた。

停車すると時々岡田が様子を覗きに来て「浜田さん良かったっスね〜お隣の方がめちゃくちゃいい人で〜!僕じゃ話し相手務まりませんもんね〜いつもお前の話はつまらんって怒られるんっスよ〜!」と言っていた。長旅で岡田も疲れていたんでしょうな、すごく有難がっていた。

 


大阪を過ぎたあたりで、携帯電話で斜め前にすわる岡田を呼び出す浜田さん。浜田さんに何か耳打ちされ、了解でーす!といそいそとカバンを開けた岡田はメモ用紙とペンを取り出してなにかを書き始めた。

「長い時間お話を聞いてくれてありがとう、あなたと過ごせてとても楽しかった。いい旅の思い出になりました。もしも気が向いたらまたお話をしましょう」そう言って渡されたのは、浜田さんの携帯電話の番号だった。


は〜〜なるほどなるほど…連絡先の交換も無理矢理な感じじゃなくてスマートだ…嫌味じゃない。きっと若い時はこの人相当モテたに違いない。たしかにこの時間は楽しかったけど、行きずりだからこその楽しさだし、きっと連絡はしないだろうなぁ〜なんて思いながらも、一応そのメモ用紙を受け取る。

そして思い出したように「今回の旅行で行った八ヶ岳がね!本当に美しくてね、ポストカードをたくさん買ったから君にもあげよう!」って浜田さんが急に言い始める。え??急になに??いや…さすがにそれは要らない…わたし八ヶ岳行ったこともないし…って思ったけど、あまりに嬉しそうに言うもんだから断り辛くて。まあ重たいものでもないしな…と思いながら、そのポストカードが入った封筒もとりあえず受け取る。

 


新神戸に着いて、一緒にお話できて楽しかったです〜!コーヒーもご馳走さまでした!おふたりとも気をつけて帰ってくださいね!と伝えて、新幹線を降りる。

いろんな話も聞けたしまあ悪くない時間だったな〜と思いながら、結局食べられなかった冷めた駅弁をみてすこし空腹を覚えた。でも不思議と気分は良くて、ご飯も食べずに知らないおじいちゃんと3時間喋るとか…意味わからんすぎるな?と、ひとりクスクス笑いながら家路を急ぐ。


手に持ったままだったポストカードと電話番号が書かれたメモ用紙をカバンにしまおうとしたとき、ふと八ヶ岳のポストカードがどんな写真なのか気になって、わたしはおもむろに封筒を開けた。

 

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人もまばらな夜の新神戸駅で「嘘やろ?」と思わずデカめの独り言を呟いてしまった。

なにこれ、なにこれ、どういうこと?

間違えてお金挟まったまま私に渡してしまったとか?でも冷静に考えてみたら、そんなことまずあり得ないわけです。

まさかの出来事に心臓がバクバクして呼吸も早くなる。もちろんビックリしたのもあるけど、最初に押し寄せてきたのはただ【怖い】という感情でした。


まずその一万円の意味が全然分からなくて、混乱ですよね。話し相手になってくれてありがとう!という気持ちのお支払いなんだろうな?という予想はある程度つくけど、コーヒー奢ってもらったしそれで充分なのに。

明らかにおかしい金額のお金を意図しない形で受け取ってしまったことに恐怖を覚えるわけです。なんか知らんけど1万円もらった!やった〜〜!と素直には喜べない、悪いけど。

わたし自身が一万円稼ぐぞ!って思ってやったことじゃないのに、それに対して一方的にお金支払われても違和感しかないし、気持ち悪いし怖いし悲しい。


あとは、わたしは今回の旅の終わりに浜田さんとお話できてとても嬉しくて、こんな偶然もあるんだなぁ〜っていういい思い出として、自分の心に留め置くつもりだったその3時間に、3300円の時給が付いてしまったことが本当に許せませんでした。

プライスレスなものとして大事にしたかった思い出なのに、その一万円のせいでわたしの行為が「仕事」になってしまったような気がして、ものすごく嫌で仕方ありませんでした。

浜田さんにとっては、看護師免許もってる介助者に見えたのかな?って思ったら、だんだんムカついてきてその1万円破り捨ててやろうかと思ったけど、それは流石にできなかった。お金握らされてシータをムスカの元に残して家路を急ぐパズーの気持ち今ならめっちゃわかる、お金、なんやかんや、大事。


盛大に心にモヤつきを抱えながら、帰宅したわたし…居ても立っても居られなくって、母と姉にすぐ浜田さんのことを話しました。

ムカつきまくってる私とは対照的に2人には、爆笑やねんけど〜そんなことあるねんな〜?良かったやん!今度なんか奢ってな〜!くらいの軽いノリで返されてしまって、めちゃくちゃ拍子抜け。

たぶん、世界的大企業の役員を務めた浜田さんの1万円なんて、わたしにとっての100円くらいの価値しかないと思うんです、相対的に。そんなの全然大したことじゃない。セレブの戯れにビビり倒してる、ただの庶民のわたしっていう構図であることも、理解してるつもりなんですけど…なんかね。


姉からは「それだけ地位も名誉もある人やから、普段みんなから媚びへつらわれたり、世話してもらうのなんか絶対慣れてんだよ、そのおじいちゃんは。

せやけど、偶然出会っただけのそんなこと何にも知らないお前が、ただのおじいちゃんとして自分に親切にしてくれたのが純粋に嬉しかっただけなんじゃない?そのお礼の仕方が諭吉ってところはもう、価値観の違いやからしゃーないって、許してやれよ…」と言われる。

母からは、「アンタの性格やったら素直に喜べないものわかる気がするけどな〜?電話番号もらったんやろ?そこまで思うなら電話してお礼くらい伝えたら?」という助言をもらう。


お礼ってなんや…別にわたしはこの1万もらって嬉しくもなければ感謝もしてないんですけど…と正直思ったけど、確かに黙って受け取ったままにしておくのも、なんか違うような気がして。こんなものもらう権利は私にはないってこと、ちゃんと伝えるだけでも伝えなきゃいけない気がして。私は千切られたメモ用紙に書かれた浜田さんの番号に連絡することに決めたんです。

今思えば、それが全部の間違いだった。

 


もう時間も遅かったし、電話は流石に失礼かなって思って、慣れないメッセージ機能を使って浜田さんにお礼を送る。

家に帰って頂いたお土産をみたのですが、とても驚いています。コーヒーをご馳走になっただけで充分でしたし、私にとっても楽しい時間だったので恐れ多いです…と、一応のお礼的なものを伝えた。

しばらくすると、浜田さんから電話がかかってきて、まあそうなるわな…と若干後悔しながらながら重たい気持ちで通話ボタンを押す。


メッセージありがとう!家のものに読んでもらいましたがね、目が悪いので自分で返事をを書くのは難しいので、お電話させてもらいました。予想通りそう言って、浜田さんは話はじめた。

改めて1万円のことについて、そんなつもりじゃなかったんです…こんなの困ります…と伝えてみたけど、浜田さんは「さて?なんのことですかな?」と言いながらとぼけていて、渡した事実自体を認めようとしない。

なるほどなるほどそう来たか…これがセレブの戯れってやつか。クソめんどいやんけ、私はマジで困ってんだよ。前時代ならモテたんでしょうね…って思いながら、またまたぁ〜!って愛想笑いするしかないの、正直しんどい。でもそう言われてしまうとそれ以上のことは何も言えなくて。


そしたら浜田さん、私との話を本当は一緒に帰るはずだったOB仲間や後輩たちにも伝えたみたいで「皆んながあなたにひと目会いたいと言っていましてね?うちの若いのにもね、まだ独身の奴が居ましてねぇ〜!」とか余計なこと言い出す。

「そうだ!今度そいつらも連れて行くので伊豆へ一緒に旅行行きませんか?もちろん旅費はこちらで全額出します。あなたの友達も数人連れきてくれて構いませんのでね。手が早い男ではないですから安心してください。もしも不安でしたら、今度神戸で美味い肉でも食いながら事前面接会でも開きましょう」とかなんとかかんとか。

おい待てコラ待て、なんやこれ、予想以上にめんどくさいことになってきたぞ、なんやこれ、勘弁してくれませんか、なんやこれ。


お気持ちは有り難いですけど、旅行は流石にどうかと思いますし、旅費を出してもらうのもおかしい話だと思いますし、ちょっと〜って必死に断りにかかる。

なんで急にそんな話になりましたか?

わたし、浜田さんになんだと思われてるんだろう?って純粋に疑問がわいてきて。


もしも偶然乗り合わせた私が男だったら?看護師じゃなかったら?3時間も話すことなかったのではないか?そんな風にも思えたんですよね。

結局のところ、私が女で看護師だから、こいつは自分にとって都合がいいとか、そばに置いておいたら便利そうだとか、そういう風に思われてたんじゃないの?1万円と電話番号渡したのだって、そういう気持ちがあったからじゃないの?って気がしてきて急激に寒気が走る。

そういう私だって、浜田さんがもっと若くて元気な男性だったら、きっと無視決め込んでたんですけどね。ご病気があって障害者で、私が何か力になれたらいいなって思ったことは確かだし、年齢的にも体力的にも私とのワンチャンを狙ってくることはないだろうな!っていう安心感があったのは事実。しかしここへきて急に地雷踏み抜いて来られるとは。


それからというもの、事あるごとに電話がかかってくるようになってしまう最悪の展開。そして浜田さん、伊豆の話を全然諦めてくれない、めっちゃしつこい。とてもうざい。

1万でここまでビビり倒してんのに、旅費とか白目向いて倒れるわ。そんな義理どこにもないし、考えすぎかも知れんけど、その後輩とやらになんかされたとしても、お金出してもらってたら文句言えんやんそんなの。

面倒だから着信無視することも多かったけど、これほっといたら今後もずっと掛かってくることになるんだよな?ちゃんと迷惑だって伝えたほうがいいよな?絶対絶対行きませーん!ってキッパリハッキリ言ってやろう!そうしよう!って思って、電話に出る。

今日は病院へ行って透析してきたんだよ〜!っていう、そりゃそうでしょうね?っていう近況報告を聞いて、やっぱり始まるのはいつもの伊豆の話…。


来たぞ、ここだぁ〜〜!!と狙いを定めて、そのことなんですけど、私は行きたくありません!って言い切る。そしたら、なぜ?どうして?って聞かれまくるので、懇切丁寧に私が伊豆に行きたくない理由を順番に述べる。

まず一度しか会ったことのない人と旅行に行くのは不安だし気も遣うので嫌なこと、浜田さんに旅費を出してもらう義理はどこにもないこと、特に恋人も要らないし後輩を紹介してもらっても迷惑なこと、色々と金銭感覚や社会的な立場が違いすぎて怖いし、お友達として浜田さんとお付き合いするのは難しいことを、ぜーんぶ正直に言いました。

話を聞いた浜田さんはものすごく驚いていて、私がそんな風に考えていたなんて微塵も思ってなかったみたいでした。忘れもしません、そして浜田さん私にこう言ったんです。

 


「どうして急にそんなことを言い出すんだい?君らしくもない…」

 


その言葉を聞いて、自分でも信じられないくらいの怒りがこみ上げてきて、気がついたら「君らしいってなんですか!?あなたが!わたしの!何を知ってるっていうんです!?調子に乗らないでください!!」って電話越しに怒鳴っちゃった〜〜!!!!

家で電話してたので隣で聞いてた姉は「ヒィ〜〜2時間ドラマのセリフかよ〜〜」って涙目で爆笑してた。やめろ、恥ずかしいから。


ま。今思い出したら笑い話なんですけど、そのときはほんとにクソほどムカつきましたからね。他人が私をどう見ようと、それはその人の勝手だし自由にしてもらっていいけど、自分にとって都合のいい私を私に押し付けないでほしい。

婚活で挫折して自分のことが何もわからなくなって、その中でノンセクシャルという言葉に出会って、自分ですら自分を正しく知らなかったことに驚いて。もっと自分を見つめなくちゃ…って思った経験をして、自分らしさをもう一度ゆっくり時間をかけて作り上げてきた私にとって、【私らしさ】というものを他人に決めつけられることが、ほんとにほんとに許し難かったんです。


浜田さんはきっと、私とは違う世界で生きているだけで、何か間違っている訳ではないとも思うんですよね。価値観の違いで分かり合えないだけで。突然20代そこそこの小娘に怒鳴られて意味わからん…ってなってるんだろうな、という感想。

 

 

神戸牛の話をされたときは心揺れかけたけど、ほんとにホイホイ付いて行かなくて良かったなって。今回のタイトルにも選んでみたんですけど、他人の金で焼肉が食いたい…っていうの、よく聞くじゃないですか??

みなさんもそう思います??

お肉大好きだからタダで焼肉食べられるなら私もめっちゃ嬉しい、お店からこちらサービスです!って言われるなら喜べるけど、奢ってもらう焼肉って個人的にそんなに好きじゃないんですよね。


店員さんが焼いてくれるパターンの店もあるけど、ほとんどの場合は自分で焼くじゃないですか?奢ってもらったとしたら、私は今日は私が焼かなければ…奢ってもらってるんだから焼かなければ…って使命感に確実に駆られる。

そして、相手の好きな部位は??焼き加減の好みは??って気にしすぎて、自分が食べてる焼肉の味なんて分からなくなっちゃう気がするんですよね。

それなら気心の知れてれる仲間たちと、ワイワイしながら自分が稼いだお金で、店員さんにすみません網替えてくださーい!って何回も言って、大好きなタンを永遠に食べ続けたいと思ってしまう。美味しいんだもん、タン。


もともと誰かに奢られたり施されたりすることがすごく苦手。わたしには何も返せるものがないのにって思ってしまう。それを相手に伝えると、いつも感謝してるからそのお礼だよ!って言われることもあるけど、わたしはそんなつもりないから困ってしまうことも良くある。

職場の先輩だったり、明らかに目上の人とかならまだ受け入れやすいんですけど、婚活してたときは相手に奢ってもらって、それでよくモヤモヤしてた。

結局、奢ってもらうとわたしの中で借りカウントされていくので、やっぱりこの人違うんだよな〜って思っても次のデート断り辛かったりしてました。こいつ散々メシ奢ってやったのに!って思われんじゃないかなとか考えてしまって…。


タダより怖いものはないって言葉あるじゃないですか?それを結構信条にしているところはあるんですよ。

もちろん奢ってくれる人が悪意を持っている人ばかりとは限らないんですけど、こないだ焼肉奢ってやったんだから一発やらせろよ…って言われる可能性だってないわけじゃない。ハァ?そんなの知らんし!って正直思うし、そう答えることができたらそれまでなんですけど、ふ〜ん、まあ一理ある…って若干思ってしまうところもあるんですよね。

それでも絶対に自分の身体は渡さないけど、あまりに自分の中に返せるものがなさすぎて、普段だったら絶対に嫌だし断れることが、キッパリ断り辛くなるというかなんというか。他人から施しを受けるというのは、そういうことだと思ってる。自己肯定感が低すぎてそういう現象が起きてることはほぼ間違いない。

最近はプロの方もいる奢られの世界ですけど、もうそんなん私に言わせてみれば恐怖でしかない。人から奢られて生計立てるとか、背後からいつ刺されても文句言えなくない?大丈夫?命惜しくないの?って思っちゃう。行き過ぎなのも分かってるけど、そう思っちゃう。

 


でも、奢りたい人の気持ちはちゃんと私も分かるんですよね。というかむしろ好き、なんやかんや奢りがち。そこがすごくアンビバレンスなんですよね〜〜。お金ないから今月遊べないや…って友達に言われたら、いいよ!わたしが奢るから!って連れ出して遊んでしまうタイプだったりする。

昔それやりまくってたら、だんだん私が奢るのが当たり前になって、相手からお礼すら言われなくなってモヤモヤしてナニコレ?って思った。お礼言われたいから奢ってるわけじゃないのに、私はどうしたいんだ…って悩んでるうちにその子からマルチに誘われて、これは…アカン…と縁切った過去。授業料まあまあ高かったです、はい、反省。


でも誰かに奢るのってすごく気持ちがいいんですよね。私はお金出すだけだからそんなに時間も労力いらなくて、それでいて相手に恩が示せて喜んでもらえる…。めちゃくちゃ手っ取り早いんです。

だけどそれって気持ちがちゃんとこもった恩返しとして成立してるんだろうか?って疑問に思うことは多い。相手がどう受け取るのか、それはその人次第ではあるんですけど、お前ごときに奢られてたまるか!お金くらいわたしも持ってるし!バカにしてんのか!って、思われることもないとは言えないし、奢るだけでお返しできた!って満足してる自分、よくないな〜って最近は考えてる。

いつもこういう恩をあなたに感じていて、それをどうしてもここで返したくて、今日は手持ちもあるので、わたしに是非奢らせてください!お願いします!くらいの説明をしてもらえたら、相手も悪い気しないのかな?とかね…。レジ前で実際このやり取りされたら、店員さんめちゃくちゃめんどくさいと思うんですけどね??気持ちの問題ね?!

 

お金、とても大事、無いと生きられない。だけど、貰うことにまだまだ慣れない。社会人経験も長くなってきたけど、結局払うことばかりに慣れてしまって、貰うことの意味をちゃんと理解できてない感覚がある。

絶対的な価値として社会にあるものだけど、相対的な価値は人によって全然違うし、人間関係の中でお金を扱うのはとても難しいなって感じざるを得ない。

だけど結局はそれも気持ちや思いの変換だから、そこさえきっちり相手に伝わっていれば問題はないのかなって思ったりする。


周りから与えられるものを、もう少し素直に受け入れることができる自分になれたらいいな〜って日々思うから、お金だけに頼らずに、周りの人に感謝の気持ちや好きの気持ち、伝えていきたいですね!

 

 

久しぶりに長めのブログ書いた疲れた!

ここまでお読みくださったみなさんもお疲れ様でした、大変でしたね、ありがとうございました!!ずっと書きたいな〜って思ってあっためてたお話だったので、更新できてとても嬉しいです。


取り急ぎ、だれか一緒に牛タン食べに行こ。

変身願望

明けましておめでとうございます!

言うてもう3月末ですけど~???前の記事の日付みてめっちゃ笑ってる。ぜんっぜんブログ更新できてなくて誠に申し訳ありません…!!ツイッター楽しすぎてこっちに帰って来られませんでした…


今更ながら、去年はこのノンセクブログを始めたり、ツイッターでフォロワーさんたちとたくさん交流して、オフ会主催も経験させていただき、とっても濃い一年となりました。

似たセクシャリティの方たちと出会う中で、いろんな価値観や考え方に触れて、私は私らしく生きていけばいいんだ!ってことが分かったので、最近ではそこまで悩んだりすることなく、ありのままの自分を受け入れられるようになりました。

このブログを始めた頃は、まだ少し揺らいでいた時期だったので、自分が悩んでた時のことを忘れないように…っていう記録のつもりで書いてたんですけどね???

記事を読んだ方からいろんなコメントをいただいて、同じような経験をしてる方がいて救われたとか、ひとりじゃないって思えました!と言っていただいたり…。ブログ…書いてて良かったなぁ~~って心から思いました。とても嬉しいです、ありがとうございます。まだためてるぶんもちょっとずつお返事お返ししたいです。


今までの更新で自分の中で書きたかったテーマについては、ある程度書ききった感覚があるのですが、セクシャリティのことだけじゃなくて私が日々感じていることについて、ここで少し書いていけたらいいかなぁ?なーんて考えて、いまこの記事を書いています。

今後も更新頻度はあんまり高くないと思うのですが、時間を見つけて書いていきたいと思っているので、これからもゆるっと読んでいただけたら嬉しいです!!

 

さてさて前置きはこのくらいにして、今回のお話はわたしの趣味についてお話させていただこうかと。みなさんにもありますか?趣味。趣味って自分の人生を潤すのに大事なものですよね、どんなことに楽しみを見出すのかってとても人間性が出やすい部分なんじゃないかな~と思います。だから他の人の趣味、割と気になる。

だからこそ初対面の人とかには特にですけど、めちゃくちゃよく聞かれる話題ですよね。でも、いざ自分が聞かれるとなんて答えていいか困っちゃうことも多い。

そういうとき私は、ライブに行くこととか、カメラとか、旅行とか当たり障りのないものを答えているんですけど…まあ、何を隠そうオタクなのでね、一番お金と時間かけてる趣味は別にあるんですね。


ツイッターで仲良くさせていただいている方はよくご存知のことと思いますが、わたくしあっきー、実はコスプレイヤーなんです。

包み隠さず正直に言うとしたら完全に趣味コスプレ、コレです。しかし誰にでもホイホイ明かせる趣味ではない。

コスプレって聞いたときどういう印象を持つのか、人によってたぶんだいぶ違いがある気がします。男性の方とかだとバニーガールとかナース服とか婦人警官とか…いわゆるイメクラ的なやつを想像する人も多そうだなって…。私がするコスプレはアニメとかゲームのキャラで男装のほうが断然多いし、そういうセクシー系のやつとは程遠い感じなんですけどね…。趣味コスプレですって言うと、なんかいかがわしいなって思われる可能性はかなり高いと思ってる。

最近はハロウィンでコスプレする人も増えてるし、昔に比べると理解され始めてるのでは?と思うこともあるんですけどね。それでもコスプレって趣味が一般的でないことは間違いない。コイツ頭おかしいんじゃね?って思われるかもだから、本当に仲の良い友達とかオタク友達にしかコスプレイヤーやってることは話してなかったりする。


わたし、ノンセクかつリスロマだから恋バナもあんまり得意じゃないし、趣味話ってなってもオタクかつ腐女子かつレイヤーなので、自分のことで問題なく話せることが極端に少ないんですよね。この人にはどこまで話してもいいか、自己開示の範囲を常にめちゃくちゃ考えてる。

今の私にとってコスプレはとても大事な趣味だし、私のこと知りたい!仲良くしたい!って思ってくれる人に対しては、ちゃんと話したいなって気持ちもあるのですが…。わたしレイヤーなんですよ~って誰かに話すの、まずまずハードルが高い。相手がオタクでも、レイヤー苦手な人って一定数居るし、話したことが原因で嫌われちゃったらどうしようとか、色々考えてしまうんですよね。マイノリティという意味では一緒だし、そういうところはセクマイのカミングアウトとちょっと似てるかなって思います。

 

コスプレしてますって言うとよく聞かれるのが、どういうきっかけで始めたんですか?っていう質問なので、そのへんのおはなしを少しさせていただきますね。

学生の頃からオタクだったので、昔からコスプレに興味はありました。興味があると言っても自分が好きなジャンルのレイヤーさんを眺めるくらい。いわゆる、見る専ってやつです。友達の中にはコスプレやってる子も数人いて、みんなすごいな~!かわいいなかっこいいな楽しそうだな~!って思いながら眺めていました。でも自分でやってみるっていう考えは当時全然なかったんですよね。

コスプレ楽しいから一緒にやろうよ~!ってわたし周りにすぐ勧めてしまうんですが、そうやって言うと「自分に自信ないし、コスプレなんてできないよ~」って断られること、よくある…というかめっちゃある。

分かる、その気持ちすごく分かる、コスプレって服装やメイクはいつもと違うとはいえ、自分の顔面晒すわけですからね。まわりのレイヤーの友達は可愛い子やらカッコいい子たちばっかりだったのもあって、こんなクソブスがやっていい趣味じゃねーだろ…って私も思ってました、やってみる前まではね!!


そんな感じで自分でコスプレやるっていうところまでなかなかいかなかったんですが、推してるアーティストが毎年ハロウィンライブを開催していて、そのイベントのドレスコードが仮装だったんですよね。

最初の頃はメイド服とかアリスとかそう言う感じで参加していたんですけど、周りにはコスプレしていらっしゃる方もチラホラいて。せっかくだし、やっちゃう??って姉と思いつきでやってみたのが最初。

そのときは当時ハマっていた某駆逐系男子のコスプレをやったんですけど、その作品のファンの方から「見て!○○(キャラ名)がいる!」って言って頂けたり、話しかけてもらえるのが嬉しくて嬉しくて。なんだこれ…ハロウィン最高では??年中コレやってたいな…。待てよ、レイヤーになればいいんじゃね??って気づいたあの頃のわたしは間違いなく天才。

そこからレイヤーのリア友と仲良くなって、撮影行ったりイベント参加したりするうちに沼ににズブズブはまっていってしまった感じです、はい。

 

さて!!ここで!!わたしが思う、コスプレのココが素晴らしい!と思うポイントを今からプレゼンしていきたいと思います。別に聞かれてないけど聞いて欲しい、興味なくてもいいからとりあえず聞いて欲しい。


① 現実逃避として秀逸すぎる

コスプレどこが一番オススメか、それはなにより日常の嫌なことぜーんぶ忘れられるところだと個人的には思っています。

コスプレしてる間はその作品の世界観に入り込んでいるから、仕事のことを思い出す暇などありません。ここまで素晴らしい現実逃避を他に知らない、あったら是非教えてください。合法なヤツでお願いします。


② 自分を捨てる、その快感

さっき少しお話しましたけど、私は別に自分の容姿に自信があるからコスプレしているわけではないです、むしろ逆。自信ないからこそ、好きキャラの姿カタチを借りることでイケてなくてダサい自分を忘れたいっていうところがかなり大きい。自分じゃないみたいに盛れた写真が撮れたときの喜びったらない、誰!?これ誰!?私か!!ってなる。

好きなキャラと同じ格好をして、なりきって振舞ったり写真撮ったりする。その瞬間は私は私であって私でなくなるんです。そんな瞬間って日常の中で他にあります?ないよね??ないでしょ??どう考えても最高でしょ??


③ 性別をも超えてゆけ

いろんなキャラのコスプレをしてますが、やっぱりわたしがいちばん楽しいなって思うのは男装コス。この辺の感覚はもしかしたら自分がセクマイなことと関係あるのかもしれません。別に女に生まれたことが嫌なわけではないんですけど、女として世間から見られることしんどいな…って思いが結構あるタイプなので、男装してる間はそのしんどさから解き放たれたような感覚があるんですよね。

普段でそういう格好するのってやっぱり難しさがあるけど、コスプレならハードルが低いなって思えてよい。可愛い綺麗な女子より見た目も性格もイケメンな人間になりたいな…って常に考えてる。性別も年齢も超えて、自分の好きを全身で表現できる時間がなにより尊い


④ 準備している時間も幸せ

そして驚くべきことに、コスプレ…なんと、準備している間ですら楽しい!!推しの衣装が家にある喜び!ウィッグを可愛がる時間の尊さ!これからやるんだこのキャラを…と思いながらワクワクしているだけでQOLが爆上がりする。

そしてコスするにあたって、推しってどんな顔してたっけ?少しでも近づくためにはどんなメイクにしたらいいんだろう?写真撮るときのポーズは?表情は?とか、改めて考えることが多くて忙しいけど、推し解釈が深まっていいなって色んなキャラやる度に思う。


⑤ 終わったあとも持続する幸福感

せっかく衣装を準備してメイクもしてウィッグも被るわけですからね?ちゃんと残したいじゃないですか、コスプレ写真のデータを。私もそこまで撮影ガチ勢ではないなりにカメラは好きなので、コスプレしたら撮ったり撮られたりはしています。

そのデータがちゃんと残るので、前にやったコス写真を見返すと楽しかった思い出が蘇ってきて、あ~~!!またやりたいなあ!って思っちゃうんですね。そうしているうちに気付いたらハマってる、コスプレは実質シャブ。


⑥ みんなでやればもっと楽しい!

コスプレって一人でやるのももちろん楽しいんですけど、カメラで撮ってくれる友達がいるとさらに楽しいし、誰かと一緒に同じ作品のキャラクター合わせたり、仲間がいると楽しさ100倍に跳ね上がるんですよ~~!!

併せの約束をしてる友達がウィッグ買った!ってツイートしてるの見かけただけで笑顔になっちゃうし、メイク練習した!って画像あげてたら秒でファボって最高…ってリプしちゃうし、当日の打ち合わせをキャラ口調でLINE返す遊びしたりするの、楽しさしかないからみんな私とやろうぜという気持ち。


⑧ コスプレは最高の交流ツール

自分でコスするのも大好きだけど、他の人のコスみるのも私は大好きなので、イベントとかに行くと好きな作品のレイヤーさん見つけてナンパしたりもします。推しキャラの隣に立てるという奇跡体験。コスプレっていうのは、わたしこの作品好きだよ~!って大声で叫びながら歩いてるのと一緒なので、そういう繋がり方できるのもすごく楽しいところだなって思うし大好きです。

知らない人に話しかけるのってやっぱり緊張しますけど、コスプレしてるときって基本テンションあがってるし、大好きな推しの格好をしてることでいつもの自分とは違うので、なんだか自信が持ててイケイケになれるような気がしてます。

 

コスプレ、ほんとに楽しい、大好き。

そんなコスプレ好きが高じまして、最近はアセクノンセクのみなさん向けの、アセクノンセクコスプレオフ会なるものを企画するまでになりました…笑

最初は完全に悪ノリでコスプレオフ会やったら楽しそうじゃない?って同じくレイヤーのアセクフォロワーさんと話していたら、意外とみなさんからの需要があったので、え??それなら本当に企画しちゃう??と、決行したのがきっかけです。

第一回は去年のハロウィンに東京、第二回は関西版として神戸にて今月それぞれ開催しまして、好評を頂きました!嬉しい~~!!


最初はわたしがやりたくて楽しいから企画したオフ会だったんですけど、さっきのプレゼンでお話ししたような効果を参加者の皆さんが実際に感じて下さっているんですよね!

初めましての方とオフ会でお話するとき、いきなりセクシャリティの話を振るのは難しいけど、コスプレや仮装をきっかけにして、その衣装かわいいですね!とか、その作品お好きなんですか?とか、話しかけることができるから凄くよかったです、と参加者さんに言っていただいたことがあります。

自分が想定していないところでそんな良さがコスオフにあったのかと思って、めっちゃ感動してしまいました…。自己満イロモノなオフ会には違いないし、何でもかんでも混ぜるんじゃねーよとか外野から色々言われたこともあったけど、それでも企画して良かったなって心から思いました、感謝…。


アセクノンセク界隈にも真面目なやつだけじゃなくて、いろんなオフ会があっていいと思うんですよね。

こんなこと考えたから一緒に遊ぼ~~!!この指とーまれ!!って声をかけるのが主催で、そこになんや面白そうやんけ!?って集まるのが参加者さんだと思ってます。これからも需要があるなら続けていきたい。

 

ということで、そんなアセクノンセクコスプレオフですが!!なんと!!第三回東京が4/13(土)に開催決定していま~~す!!!!

https://twipla.jp/events/356735

わたくしあっきーは副主催としてお手伝い


宣伝か~~~~~~い!!!!

って思ったそこのアナタ、大正解です。4/7締め切りでキャンセル枠募集中です。急すぎて行けねーよ!っていう方は、次開催をお待ちいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。


言うて、もう私もいい年だし、いくつまでコスプレなんてやってんだよ…イタタ~~って思ってる人も居ると思うし、実際言われたこともあるけど、わたしが人生で何にお金をかけて、どんなことに時間を使うのか、決めるのは他でもないこのわたし。

誰かから口出しされる筋合いなんてこれっぽっちもないですからね!!そういう強さを持ってこれからもコスプレ、楽しんでいけたらいいなって思ってます…!


よっしゃ~~明日はウィッグカットだ~~!

それはお気に入りの人形に話しかけるように

前回早めに更新しますねって言っといて、結局1ヶ月くらいあいちゃうよね、どうしようもないよね。ブログ閲覧毎度どうもありがとうございます、あっきーです。

夏休みを満喫して、秋のにおいが漂い始めた今日この頃ですが、ここのブログの閲覧数がついに1万件を超えました~!ヒェ~!感謝感激雨あられーッ!!

どうやらノンセク、ブログとかでアンド検索をかけるとかなり上位にこのブログが出てくるようで、ネット検索から来てくれている方が多いみたいです。始めた頃はこんなにたくさんの方々に見てもらえる場所になるとは思っていなかったので、嬉しい気持ちと身の引き締まる思いです。頑張ります。


最近はツイッターなんかでも、アセクやノンセクの方々を見かけることが多くなってきて、ちょっとは認知度上がってるんではないかな?と思うことも増えてきました。ネットで調べればある程度のことは分かるようになってきているし、LGBT以外のセクシャルマイノリティに対しても関心が高まっているように感じます。

わたしはこのブログにも何度も書いている通り、ノンセクシャルを自認しています。分かりやすくいうと、とりあえずセックスしたくないし好きじゃない、そういうセクシャリティです。程度はノンセクの中でも人それぞれですけど、私はどう頑張ってもセックス楽しめないし、ぜっったいに出来ないです、誰かに抱かれるくらいならいっそ死んだほうがマシというスタンスで生きてる。

ノンセクさんは結構周りにもいらっしゃって、お話させていただく機会も多いんですけど、実は私にはもう一種類、自認しているセクシャリティがあります。それが今回テーマにするリスロマンティックです。


このブログでも以前少しだけ言及したことがあるんですけど、改めてリスロマについてのお話をちゃんとしてみたいな~と思ってテーマに選んでみました。単語自体聞いたことないだけど!?って方も多いと思うんで、解説載っけておきますね。

リスロマンティック(Lithromantic):恋愛感情は抱くが、相手から恋愛感情を向けられることを望まない(もしくは必要としない)こと。相手と相互的な関係になると恋愛感情が失われる人もいれば、相互的な関係になっても恋愛感情は失われない人もいる。アコイロマンティック(akoiromantic)やアポロマンティック(aporomantic)とも【Wikipedia 恋愛的指向より】


つまり…どういうことだってばよ?って思うかも知れないんですけど、簡単に言うと恋愛するけど片思いでいるほうが楽しいな!ずっとこのままがいいな!って思ってる人ってことなのかな~?って私自身では解釈してます。間違ってたらごめーんね。

リスロマは認知度まだまだ低めではあるけど、ノンセクやアセクよりは他の方にその気持ち分かるかも!って思ってもらいやすいセクシャリティだと思います。ロマンティックセクシャルの人でも、芸能人とかアイドル、アニメのキャラクターとかに対して、好き…だけど見てるだけで幸せ…それ以上何もいらねぇ…(合掌)って思った経験がある方もいらっしゃるんじゃないですかね??


でもリスロマを感情として理解できたとしても、それだけでたされてる…って思える人は少ないのでは?とも思います。やっぱり一般的には好きになったら相手に自分のことを見て欲しいし知って欲しいし、隣に居たいし触れ合いたいと思うものなんですよね?そこがリスロマか否かの分かれ目な気がします。

彼氏や旦那なり、そういう自分の好きを受け止めてくれる対象がいる前提で、芸能人とかアイドルに対してもいいなぁ~って憧れを持つ程度なのかなって。私にはむしろそれしかない、ひとりでする恋しか知らないし出来ないんです。元からそう言う感じなんですけど…コレ伝わります??


今まで好きになった人は居るんですけど、テレビの中の俳優さんだったり、ゲームのキャラクターだったり、基本的に思いばかりでした。その人たちのことを考えると心がウキウキワクワクして、しあわせな気持ちになるんです。明らかに普通の好きとは違った感情だし、これはきっと恋なんだ!って明確に感じてました。実際そうだったと今でも思ってます。

もともとオタク気質なので居心地悪くなることもなかったし、それで十分楽しく生きていけてたんですよね。だけどだからと言って、そういう人たちともし自分が付き合ったら~♡とか考えたこともなかったので、The 夢女子!っていう思考の人を目の当たりにしたときは、ちょっとびっくりした覚え。彼女たちの妄想力の高さは凄まじいものがある。どうやったらアニメキャラとか芸能人と自然に出会って、付き合うところまでいくシナリオが作れるのか、才すぎない??自分にはできない妄想だから面白いし、そういうの聞くのは割と好きなんですけどね〜。


画面の向こう側だけじゃなく、日常生活で出会った人で好きになった人も過去には居ました、通学のときに毎朝見かけるラリーマン。わたしはその人と同じ電車に乗れるだけで十分。朝出会ったらその日はラッキーその日1日ハッピーに過ごせる的な。

一緒に登校してる友達に、あの人カッコいい!って思ってることは話していたので、友達たちは良かれと思ってどうにかそのサラリーマンに私のことを認知させようと大きな声で話しかけてきたり、もっと近くに行くように背中グイグイ押されたりしてました。こちらとしてはお近づきになるとかそんなこと全然望んでなくて、本当にジでやめてくれって思ってたんですけど、照れんなよな~!って違いされて辞めてもらえず。

結局、ついには認知されてしまって、相手からアイツらまた居るのか…みたいな目を向けられるようになってから、それが地雷すぎてどんどん気持ちが冷めて、どうでもよくなってしまったことがあります。私のことなんて知らないし興味もない、こっちを向かない横顔が好きだったのに。この経験に関してはまさにリスロマの典型だなって自分でも思い出すたび感じます。


わたしがリスロマンティックを自認したのは、ノンセクシャルを自認した後です。世の中いろんなセクシャリティがあるんだな~!って調べて居るうちに出会いました。解説の文章を読んで、おん?コレまんま私のことやんけ!!?とびっくらぽん。

リスロマになる原因としては、自己肯定感が低すぎて自信がないから、自分みたいな人間を好きになるような人は間違ってる!!って思っちゃう、俗に蛙化現象って呼ばれるものが大きくあったりするようです。まあ確かに自分、自己肯定感は低めだしそういう気持ちも分かる気がする。

なんていうか、自分の中身を誰かに覗かれるってことにすごくを感じる。自分で曝け出す分にはいいんですけど、許せる部分とそうじゃないところがあるから。それで、勇気を持って中身開示した結果、ふ~ん…お前そんな感じなんだ、クソつまんないね!?って言われたら正直立ち直れない、どう考えても。


たま〜にリスロマ傾向であることを周りに話したりすることもあるんですけど、その人が健康で幸せに生きてくれてたら、それだけで満足なんですよね~的なことを言うと、好きなのにお近づきになりたいとか思わないの!?想ってるだけで満足なの!?すご~い!!無償のって感じだね!??ってお褒めいただくんですが、個人的にはちょっと首かしげてしまう。

別にその人のことを私が勝手に好きで居るだけだし、その私の好きという想いによって相手は何の影響も受けてないわけです、いい意味でも悪い意味でも。関わりもない私の気持ちなんてどうでもいいことであるはずですよね、相手からしたら。誰かから好かれることを無条件に嬉しいって思える人にとったら、無償の愛!って好意的に受け取るのかも知れないけど、私にとったら、言わなきゃ無いのと一緒だしめちゃくちゃどうでもいいです。ひっそり想われてる側だとしたら、あわよくば告白せずにそのまま黙っといてほしいって思うだけ。

 

無償のってそもそも本当にあるんでしょうか?少なくとも私の好きはそんな高尚な気持ちではないし、片思いのほうが気楽だし自分本位で居られるからいいな〜って思ってるだけなんですよ。コレって実はめちゃくちゃ自分勝手な思考から来てるんです。何も無償じゃななくな〜い!?

たぶん私は他の人より裏切りに対してとても敏感なんですね。信頼してた、友達だと思ってた人から、裏切られた!って思ってしまったことが複数回あって。人間なんて誰も信じられねぇ…みたいなところが少なからずあったりします。

何か相手からひどいことをされるってことだけじゃなくて、相手が自分の思ってた人間と違ったっていうのも私の中では裏切りの中に入るんですね。いわゆるそんな奴だとは思わなかった!ってヤツです。勝手に相手に幻想抱いて期待して、違うって分かったら勝手に傷つく。ドチャクソめんどくせえ〜自分。分かってはいるんですけど、コレほんとに治らなくて。好きになった人に対してはそういうところが強く出てしまう。それがすごくしんどい。


それなら最初から何もらなければ、言葉も何も交わさなければ、ずっと一方なら、相手に抱いた自分の幻想を壊さず永遠に好きで居られる、逆に相手からされることもないし、それが何より一番な気がして。両思いになってしまうとその裏切りが毎日怖くて不安になるから、片想いでいるほうが心穏やかに過ごせる。

こうやって書くと、寂しい人生だね?って思われちゃうかも知れないんですけど、私の中での恋愛はいつでも一方通行だしそれが普通だし、報われる報われないもないし、自分の中で完結している、すごく身勝手で独善的な感情なんですよね。求めるものは相手の存在だけ。

 

生身の人間に対してそういう身勝手な自分の気持ちを向けること自体に、ある種の後ろめたさがあります。なので、三次元推しに対してはライブとか舞台には行くけど、ファンミとか握手会とかに行きたいという気持ちには全然ならない。ほんとに自分自身の問題なんですけどね、出来る限り直接会いたくない、分かりやすくいうと、推しの瞳に映る自分が地雷って感じです。

だからこそ二次元推しほんとありがとう…って思う。次元という物理的に変えられない壁があるからこそ、そういう汚ねぇ自分の感情を忘れて自分の好きを全力で推しに注げるんですよね。自分のお気に入りの人形に話しかけるみたいに、好きだよって言うんです。相手からその返事が返ってくることは絶対にないけど、私が大事にしてさえいれば、その人形はずっと私の彼氏だし彼女だし家族だしお友達でいてくれるんですよね。

え??なにそれめっちゃキモい…って普通だと思われちゃうと思いますけど、自分の心の平穏のためにそうやって私は生きていきたいんです。こういうときばかりはオタクで良かった〜!ってめちゃくちゃ思う。人間上手いことできてんな、いや…むしろ私がオタクとしてのポテンシャル高すぎってことでは?最高かよ。いずれにせよ、推しには頭が上がんないですね…。

 

いままでのブログでしてきたお話と被る部分もたくさんあったかとは思いますが、リスロマに言及することでより自分の中の気持ちを明確に表せたような気もします。

セクマイさんの中にはセクシャリティを複数合わせ持っていらっしゃる方結構多いし、ノンセクさんの中にはリスロマ合わせ技の人も一定数いるんじゃないかな~?って思ってるんですけど、自認してます!という方にはあんまりお出会いしたことがないような…?

私の中では、リスロマとノンセクの2つのセクシャリティを自認したことで、より自分の性質というか在り方について納得できた気がしています。リスロマで相手の好意が無理すぎる延長でセックスできなくてノンセクなのか、ノンセクだからそもそも近づかないで欲しいという気持ちからリスロマ傾向があるのか、そのへんのことは自分でもよく分かんないですけどね〜。

だけど大事なのはどっちが先かとかそういうことじゃなくて、自分がどうしたいのか、なにが嫌で、どう在りたいと思ってるのかってことだと思うので、そういう視点は忘れずにやっていきたいなって。

もういい大人がいつまでそんなことやってんの?って言われても、私はこうやって生きるのが好きだし、ずっとこうしていたい。だから今日も明日も明後日も、変わらずお人形遊びしよう?

 

次は何の話にしようかな〜。

【宣伝】10/6(土)アセク・ノンセクコスプレオフ会開催のお知らせ

宣伝です!オフ会のお知らせです!

来月の10月6日(土)池袋にてアセク・ノンセクコスプレオフ会を開催します!

https://twipla.jp/events/319742

 

ハロウィンも近いですし、アセク・ノンセクの皆さんと仮装してオフ会ができたら楽しそうだなぁ〜と思い、ツイッターで仲良くさせていただいているフォロワーさんと一緒に企画させてもらいました。わたくし、あっきーは副主催としてお手伝いさせていただく予定です。

若干名まだ定員に余裕があるので、参加者様を募集しています。ご興味のある方は上記リンク先のツイプラを熟読の上、主催のダリアさん(@rosalic_moon)までツイッターDMをお送りください。

DM確認ができ次第、開催の詳細をご連絡します。

 

参加のご考慮にあたり、何かわからないこと、質問などありましたらこのブログのコメント欄、わたくしのツイッターアカウント(@acky2626 )でも対応しますが、参加申し込みは主催へのツイッターDMにて統一させていただきます、ご了承ください。

みなさんのお申し込み、お待ちしてます〜!

月イチで自分の身体と解釈違い。

ご無沙汰してます、あっきーです!

1ヶ月以上あいてしまった…。ブログ更新しないんですか~?とちょくちょく聞かれだしたので、久しぶりに更新してみる。最近はオフ会行きたいのになかなか予定が合わず、それならサシオフすればいいのでは?と気付いて、色んなフォロワーさんと遊んでもらってます。こーれがめちゃくちゃ楽しくってハマってしまって。

みんなでワイワイできるオフ会もいいけど、一対一でじっくり話せるサシオフもいいもんだなと。そのせいで予定が詰め詰め、うれしい悲鳴。晴れてコミュ障から出会い厨にクラスチェンジしたので、遊んで!!って方がいたら軽率に声をかけてほしい。


近況はこのくらいにして…

本日のテーマは生理いわゆる月経についてです。女性ならではの生理現象、基本的に女性の皆さん全員に起きることではあるけど、その捉え方って人それぞれだなぁ~ってよく思います。

最近、自分の月経との向き合い方がけっこう昔と比べると変わってきたような気がしていて、一度ブログ書きながらゆっくり考えてみたらおもしろいかもしれない!と思ったので、テーマに選んでみました。そんなグロい話をするつもりはないんですけど、直接的な表現とかはあるかもだから、ダメそうかも~って思った人は注意でお願いします。

 

月経、女性のみなさんならみんな避けては通れない道だし、それなりに付き合っていくしかない生理現象だと思うんですけど、正直なところ、私は昔からほんとに月経がめんどくさくて、めんどくさくて、嫌いなんです。

まずなにが嫌って、れる。ナプキン付けるけどゴワゴワするし夏はムレ、最悪。それでも寝てる間のつたい漏れとかでしくじったときの絶望感ったら半端ないし、朝にシーツ殺人事件だとその日一日もう何もしたくなくなる。あとはすごく眠くなるのと腰が重だるくなるの、それもどうにかしてほしい。そこまで生理痛とかは酷い方ではないから、まだマシなところあるけど、それでも仕事が立ちだから連勤中に月経来ちゃうと、ああ…終わった…って思う。

それから、の子の日♡とかいうふわふわした謎の隠語も死ぬほど嫌い。何をかわいこぶりっこしてやがんだこの野郎、こちとら内臓から出血しとるんやぞ!ふざけるな!っていう反抗心から、個人的には祭り、もうちょっとふざけてテンション上げていきたいときは、ラッディーカーニバルって呼んでる。つまり私にとっての月経とは、長きに渡る自分の身体との戦いなのである。


初潮は遅くて中学2年生くらい。小学校の頃にはすでに月経が来てる子が周りにはけっこういて、そのときは、なんで私まだ来ないんだろ!?早く大人になりたいのに!!ってソワソワしてました。その頃は、月経=オトナのお姉さん、ってイメージがあったので、月経来てる子いいなぁ~羨ましいなぁ~って思ってたんですよね、大変さとか何にも知らなかったからね。

だから初めて血が出たときは嬉しくて、やっと私にも来た!!ってテンション上がって、トイレの中から「おかーさああああん!!」って叫んだよね。

親も良かったねー!って喜んでくれて、私は嬉々として夕飯に出た赤飯をモリモリ食べたんですけど、姉に「あんたよくそんな嬉しそうに赤飯食べられるね?恥ずかしくないの?」と聞かれたように思います。今なら姉の気持ちすごく分かるんですけどね、その頃は赤飯炊くくらいだからおめでたいことには違いないんだろうけど、姉みたいに恥ずかしいって思う人もいる。大人になるってよく分からないなあ??とか考えてました。

 

最初こそは喜んでたわけですけど、はじまってみれば月経、ほんとに面倒なことの連続。それでも中学高校大学と女子校でずっと生きてきたので、学校でもそういう話は割とオープン。やばい!ナプキン忘れた!って教室で叫べば、貸そうか!?ってクラスメイトが差し出してくれる生きやすい世界だった。

中高の保健体育の授業でも、大学の母性看護の授業でも、月経についてはあらためて一通り習いました。夏休みに基礎体温測定が宿題であったりね。周りの友達はみんなサボってやってなかったけど…。休み明けに真っ白なグラフを提出する生徒たちに、養護教諭の先生が結構ガチで怒っていたの忘れられない。

毎朝忘れずに同じ時間に体温を測るのは面倒、それは分かる、だけどその面倒をしないことで困るのは将来の貴方たち。子どもがほしい、そう思ったときに初めて自分の身体に何か問題があると分かったら?今気付けば早めに対処することもできる。貴方たちの身体は貴方たちのもの、もっと自分の身体に関心を持ちなさい、女性として幸せになるためにも。

確かそんな風に言ってたと思う。

その頃から月経周期は割ときっちりしてたし、基礎体温のグラフもちゃんと綺麗な二層性になってて、わたしの身体には子どもを成せる機能が備わっているんだなあ…って漠然と思った。

 

いつか子どもむ。

初潮を迎えたときから私はそういう目で周りから見られていて、そうすることを期待されていて、そうできるように教育されてきた。そのことに関して、今までは特に何の感情を持つこともなかったし、自分でも「せやな!」としか思っていなかったので、気にしたこともなかったんですけど…。

ノンセクを自認して、きっと私はこの先自分の子どもを持つことはできないだろうな…と自覚した途端に、その全部がになってしまったんです。

 

子どもは好きだし今でも欲しいなぁ〜産みたいな〜と思うこともある。でもノンセクだから難しい。今までは、月経めんどいけどいつか自分が子どもを産むためだから仕方ない…頑張ろ!ってかろうじて思えてたよ??せやけどノンセクの私にとったら、そうじゃないわけです。

私は死んでもセックスなんかしたくないのに、私の身体はずっとそれを待ち望んで準備をしてるっていうのがもう地雷。頼んでもないのに律儀に毎月きっちり排卵して子宮にフカフカのベッドを作って、ずっと待ってたのに今月も精子くん来なかった〜!って血の涙流すんですよ?人の股から。自分の心と体が解釈違い、お前ふざっけんな、全てが無理すぎの無理。そんなんで月経来ても頑張れない。

月経ってただでさえブルーな気持ちになるのに、そういう理由もあって自認後からは毎月その都度テンション爆下がり。不本意すぎて3割増しでイライラするし、余計にお腹も痛い。これはさすがにどうにかしなければ…と思って、色々解決策を自分なりに考えてみたわけです。

 

一番手っ取り早いのは、子宮取っちゃうっていう選択肢だなって思ったんですけど、ホルモンバランス崩れて大変そうだし、骨粗鬆症怖いし、痛いのやだしお金もかかるし、何より親が泣くな…と確信したのでそれは除外。

ピルを飲み続けるっていうのも考えてみたんですけど、大学の卒業旅行のときにもらった薬が本当に合わなくて、ハワイで吐き気と戦った思い出が辛すぎてそれも出来ればパス。そうなるともう月経が来るのを止める!っていうアプローチは難しいと判断。来るものは仕方ない!月経が来ても出来るだけ快適に!ストレフリーに!過ごせる方法を考えよう!っていう方向へシフト。

そんなときテレビで流れていた、ムレない!モレない!生理だって忘れちゃう!っていう歌い文句のタンポンのCM…。これだ!!ってピンときた私、その日のうちにドラックストアへ買いに走りました。

 

タンポンの存在についてはもちろん知っていたし、試してみたいな…って今までに思ったこともあったんです。だけどネットとかで調べてみると、企業のページとかだと初めてでも大丈夫!って書いてても、基本的には性経験がある人が使うもんでしょ?みたいな意見が多くて、足踏みしちゃって。

膣に直接突っ込むわけですからね、そんなんよく分からんしふつうに怖いし、はしたない気がしてヤダな…って思ってしまって。母にも相談したこともあったけど、そんなものやめときなさいって言われてしまったし、その時点では諦めてナプキン使ってたんですよね〜。

だけど、私がこの先の人生セックスすることはもうないわけだ、一生処女なわけだ。それが確定してるなら、これ以上待ってたって仕方ないじゃん、それならタンポン使ってもよくな〜い??ってなんか…思ったんですよね。まあ、怖さはないわけじゃないけど、今より快適に過ごせるならちょっとくらい頑張ってみようかな!と思えました。

どこぞの男のきったねえちんこ突っ込まれるより、清潔な綿じぶんで詰めるほうがよっぽどハードル低いわ!という気持ち。いけいけドンドンモードだー!!

 

最初は全然うまくいかなくて、コツを得なかったんですけど、慣れたらけっこうスッと入るし上手くいけば本当に違和感がない。ドロッと血が出てくるあの感覚も苦手だったけど、それもないしムレないモレない夜熟睡!最高か!??って思った。

まー、それでも出し入れするときは心がになるし、死にたくなる瞬間たまに訪れるけど、快適さ天秤にかけたら断然そっちに傾くから頑張れる。なんやねん、タンポン、お前…結構やるやないか。なんで今まで誰もお前の良さ、教えてくれへんかったん!?ってキレそうになるレベル。

タンポンユーザー意外と居るのかもしれないけど、女同士でも月経のとき何使ってる?っていう話になることがないから分からないよね。月経に関する話題ってものすごくプライバシーに関わるというか…そうそう言ってはいけないこと、みたいな空気あるじゃないですか。それ自体が私はちょっと違和感。中高のときはみんなでナプキン貸し借りし合えてたし、今日生理なんだ〜!って宣言できてたけど、女社会だからこそ許されてたことなんだなぁって思っちゃう。生きにくい〜。

 

みんなタンポンいいよ、タンポン…私はタンポン推しのオンナになったので、会う友達みんなに一時期勧めてた。合う合わないはあると思うから一概には言えないけど、少なくともわたしにはすごく合ってたから。

処女、タンポン、ダメ!っていう謎の固定概念に縛られて、毎月しんどい思いしてたの馬鹿みたいだ。ノンセク自認して、自分は一生処女と分かったからこそ踏み出せたっていうのはあると思います。去年の夏に自分としっかり向き合って出した答えがノンセクだから、それを基盤にして自分の中にあるそういう凝り固まったものドンドン壊して、生きやすくしていけたらいいな!って思ってる。

それでもノンセクっていうのは私のひとつの傾向でしかないし、ノンセクたるものこうあらねばならない!っていう、そっちの固定概念にハマってしまったら、それはそれでまた生きにくくなっちゃう気がするから、適度に都合のいいときだけ取り入れて上手いことやっていけたら一番良さそうだな〜とか考えてる。

 

私は自分が女に生まれて良かった〜!って思ってるし、これからもそんな自分を好きでいたいなって思ってるから、月経とも上手く付き合っていきたい。できる限り早めに終わってくれたらいいな…って正直思うけど、身体は言うこと聞いてくれないので諦めてる…笑

毎月のことだし、その都度テンション地にめり込んでたら心が持たないのでね。今は色んなタンポンを買い込んで、色々試してみるっていうのをやってる。次はこれを使いたいって思うと、来月いつかな〜って若干来るの楽しみになるからふっしぎ〜!そうやって、嫌なことも工夫して人生楽しく生きていこうと思ってます。

日々、ポジティブ!!

女子のみんな一緒に頑張ろうな!!

 

次は早めに更新頑張るね。

 

 

ノンセクの私がBLを読む理由

こんにちは、あっきーです。ブログ閲覧ありがとうございます。前回の記事とても反響ありまして、月初めにブログの閲覧者数が5000人を超えましたー!とても嬉しいです。

ツイッターのほうでも、ブログで知りました!と言ってフォローしてくださる方も増えていて、これまでになかった感じ。そんなにたくさんの人に読んでもらってるのか…って思うとすこし怖くもなるんですけど、これからもマイペースに続けていけたらなぁと思ってます。よろしくお願いします。


そんなこんなで、今回のテーマは「BL」です。そう、ボーイズラブのBLです。それは男と男のめくるめく世界。ずっとしたかったんです!!この話題!!!笑

なんか今までのブログとテーマの雰囲気違うくない!?とお思いの方もいらっしゃることでしょう。ほんとにその通り。ノンセクブログにおいてド定番なテーマとか、書きたかったことは一通り書けた気がするので、これからは自分の趣味とかそういうテーマを扱っていこうと考えてます。自分の日常に関することも、セクシャリティを絡めた切り口で語っていけたら面白そうだな、と思って選んでみました。


苦手な人いたらごめーんね、な内容でしかないんですが、わたくしあっきー、いわゆる腐女子というやつでして。BL大好きなんですよね。おんなじように腐女子の友達はたくさんいて、それに関してはとても嬉しいことなのですが…。

実は周りと自分とではBLの楽しみ方が少し違うんじゃね?と思うことが多いです。その違和感みたいなものが、どこから来るのか、私自身がノンセクであることも少しは関係してるのでは??という疑いをもっている。ブログを書きながらそのへんを一度考えてみたいなーと。

みなさま既にお気づきの通り、誰得な性癖垂れ流し記事です。あと、今回の話は前回のブログ「セックス、嫌。どうも!ノンセクです!」を読んで頂いてからのほうが、もしかしたら分かりやすいかも知れません、お時間あります方はそちらもよろしくお願いします。

 

 

私とBLの出会い、それは学生時代に遡ります。中学生までは俳優沼の住人でガチ恋勢だったので、特にそういう世界とは交わることなく行きていたのですが、高校くらいになってから、某少年誌漫画をちょいちょい読むようになったわたし。少女漫画には全然共感出来なくてつまらんなって思ってたので、漫画ってこんなに面白かったんや!?って夢中になって読んでました。

当時、個人ホムペの全盛期。ガラケーを駆使してランクを駆け巡り、キリ番を踏みまくり、隠しリンクを探して通信制限と戦った世代。そのネットの海の中でBLと私は出会ったのである。

高校時代はまだ夢女子脳が機能していたので読むのは専ら夢小説、同人誌やBLって言葉があることすら知らなかったんですけど、ひょんなことから二次絵BL(R-18)を見てしまったんですね。推しの○○と××が大変なことになってる!!どうしよう!!これは!!みてはいけないものだ!!と瞬時に察して、戻るボタンを連打してケータイを閉じた。

その時は特に萌えとかは感じなくって、イケナイものを覗き込んでしまった罪悪感みたいなものと、どエラい世界がこの世にはあるんだな…近寄らんとこ…という感想しかなかったです。


それから大学生になって、某有名戦国ゲームにドはまり。とあるキャラクターにビビッとしたものを感じて、推しに推しまくってたんですけど、なんかもうそのキャラに対する好きの度合いが今までの比ではなくて、毎日新しい供給を求めてネットの海をさまよう日々。

でも当時、推しの出てくるシリーズはまだアニメ化もしてなくて登場はゲームだけ、それ故に供給もなかなかに少ないんですね。それでもわたしの身体は推しを求める、私の知らない推しがみたい、まだ見ぬ推しの姿がみたい、その欲求に勝てなかった私は、ついに薄い本というものに手を出します。

最初はオールキャラギャグ的なやつを読んで満足してたんですけど、人間というものは悲しいかな欲張りな生き物でしてね??もっと推しばっかり出てくる話ないのかな?とか思いはじめた頃には、もう時すでに遅し。転がり落ちるかのように腐海の森へ吸い込まれていきました…。

 


推しへの愛を拗らせて、BLを読むようになった私でしたが、それでもなんのプライドだったのか、全年齢しか読まない縛りっていうのを自分に課してました。最初に見てしまったR-18が衝撃的すぎて、若干トラウマみたいなところもあったんかな??

その頃にはとっくに18歳超えてたんですけどね?頑なにエロ読まない主義を貫く。私は腐女子かも知れないけど、R-18読んでないからまだ大丈夫!まだ戻れる大丈夫!!って思ってた。そんなもん腐ればみな同じなのにな、戻れるわけないのにな、無駄な足掻きだな…って今になって思う。


その決意は周りのオタク友達にも語っていたんですけど、お前そこまで腐っといて真髄確かめないでどーすんの?R-18本の推しも愛せなくて何が推しだよ!!これで沼ってこい!!って言って、まんだらけで買った推しCPのR-18本を誕生日プレゼントにもらっちゃったんですよね。

もうそうなったら読むしかないじゃないですか?推しに罪はないわけだし?別に自分で買った訳じゃないから?なんの問題もないし?大丈夫!まだ大丈夫!!と、自分に暗示をかけながら読んだ本の内容は、あんまり好みではなかった…のですが…。でもまあ推しだからなのか何の抵抗もなく読めてしまって、おん?意外とこれ、わたしエロも食べられるのでは??ということに気付いてしまい…

もう既に1冊持ってるんだから、100冊持ってても一緒じゃない?という開き直りで、そっからR-18本だろうが何だろうが、気にせず推しCPならば何でも買い込むクソ腐女子が爆誕してしまったんですねー。はー、某友人マジ許さんからな!!お前のお陰でいま人生めちゃくちゃ楽しいわ!!ありがとな!!


そこから色んなジャンルを渡り歩き、たまには商業BLなんかにも手を出したりしながら、細々とメロンさんと虎さんで通販を続けていたのです…が!!数年前、また私は運命の推しと出会ってしまったんですね。

私の人生この子と巡り合うためにあったんじゃないの?って思えるレベルのドンピシャぶりに、私は理性を手放した。その結果、推しCPオンリーがあれば大阪、東京問わず諭吉を握りしめて同人誌即売会に必ず出席し、ブルドーザーのごとくサークルさんまわり歩く、買い占め腐女子へとグレードアップ。

日々、寝る前には検索をかけて最新の推しCPの動向を見守り、ツイッターで神サークルさんへファボを飛ばし、休みの日にはPixivで推しCP小説を読んでベッドの中で涙を流す生活を送っています。おはようからおやすみまで推しCPを愛する、それが今のわたし、というわけです

 

…とまあ、わたしとBLの歩みはこんなところ。

読み始めた頃は自分がそこまでBLにハマるなんて思いもしなかったわけですけど、ノンセク自認した今になって改めて考えてみると、自分とBLの親和性ありすぎでは??って納得できるところも多かったりします。


ボーイズラブの魅力を一言で説明するのは難しいんですけど、わたしが一番有難いなって思ってるのは、女の子が恋愛に絡まないっていうところです。まあ当て馬ポジションで出てくることがあったとしても、BLにおいては女子が必ず居る必要ってない、そこがいいなぁと。

ノンセクであるが故、いわゆる普通の恋愛ドラマとか、少女漫画とか、ラブストーリーものに対しては共感できないなんてことはザラ。恋愛する女の子が出てきちゃうと、どうしても自分とその子を比べてしまって、同じ気持ちになれないモヤモヤを感じてしまって、落ち込んじゃうんですよね。

それに対してBLは、もうその全てがファンタジーみたいなもんだから、現実逃避が許される。恋愛できない自分のことなんて忘れて、ただただその世界観に埋没できてしまう。不思議。物語の中にわたしの依り代が存在しないから、推しCPの一挙手一投足を見守る観葉植物になれる、そういう感覚です。


このBLめちゃくちゃ好きだな!って思って、冷静になって考えてみると、待って?これラブストーリーとしてはド定番テンプレ展開やんけ!みたいなことは割とよくあります。それはその作品が好きCPのBLという時点で、わたしの中の物語の楽しみ方が根本的に変わっちゃってるからなんだろうなーと思います。

あらゆるエンターテイメントを楽しむ中で、共感ってすごく大事な部分だと思うんですけど、私はそれをものすごーく重要視してます。「それ分かる!」って思うポイントが多ければ多いほど、その作品に対する満足度が上がる加点方式を採用中。なので物語としては完成されていても普通のラブストーリーは共感ポイントが少ないので、自動的に満足度が下がっちゃうんです。

でも、そこに推しが出てくることで、推し解釈という視点での「分かる」ポイントがたくさん生まれるんですね。こういうシチュエーションのとき、推しが何を思いどう行動しどんな発言をするのか、それを考えたときの自分の答えが、書き手さんとビシッと合致した瞬間のカタルシスったらない。その瞬間の感覚が大好きでBLを読んでいるといっても過言ではないレベル。


ちょっとまって??推し解釈の一致を求めてるだけなら、それが必ずしもBL同人である必要性ないやん!!っていう意見、あると思います。

まあね、キャラ解釈は大事だし、私の中では外せない項目ではあるんですけど、その土台がしっかりした中で描かれるBLってのが最高に萌えるんです。キャラ愛をこじらせた結果、たどり着いたのがBL(同人)なんでね。オールキャラギャグでは得られないものも、BLには詰まってる気がします。

このキャラめっちゃ好きだな、いつもどんなこと考えて生きてるんだろう、休みの日何してるんだろう?っていう興味とおんなじように、コイツ、恋愛したらどうなるんだろう?っていう興味が推しキャラに対して湧くんです。

新たな推しの一面が見たい。その出発点はたぶんほかの人と変わらないんですけど、その仮想恋人として誰を隣に置くのか?って考えたとき、自分を選ぶのが夢女子、他の女の子キャラを選ぶのがNLクラスタ、男の子にするのがBLクラスタってことなんだろうなと。

作品の世界観は大事にしたいタイプなので、自分が推しの隣に並ぶとその時点でブチ壊しだから夢妄想は難しいし、前述の理由でNL妄想はSAN値ゴリゴリだし…ってなると、やっぱBLが最高だなって思ってしまう。

 

じゃあ別にGLでもよくない??とも言えると思うんですけどね、百合も好きなんですけどね、なんやかんやで一番好きなのはBLなんで、そこに落ち着いちゃう。

私はノンセクなので人を好きになることはあるんですけど、やっぱりそういうときは男性に恋をします。それと同じように、女の子よりも男の子同士が恋愛してるところを覗き見してるほうが楽しいなあ!と思ってしまう。

でも、恋愛しません!結婚しません!っていう決意を述べると「もしかして…男の人に興味ないの!?」ってめちゃくちゃ心配されることが結構あります。待って?冷静になってよく考えてみてほしい。男に興味ない奴がそもそもBLなんて読もうと思わんからな??

イケメン好きだし、エロい男も好き、だけどそれはあくまでも「観賞用」としてであって、触れたいとか抱かれたいとか、私自身がそういう気持ちになることは決してないわけです。

 

 

前のブログでも少しお話をさせてもらったし、先日ツイッターでも呟いたのですが、私は性欲持ちのノンセクシャルです。これを言うとそれってどういうことなの!?って混乱する方もいらっしゃると思います…。

ノンセクは他人に対して性的欲求を持たない者のことをさします。つまりはセックスすんのヤダなぁ〜って思ってる人ってことですね。そのセックスするのが嫌である理由が、そもそも性欲がなくてそういう欲求を持たないからって言う人も、たくさんいらっしゃると思うんですけど、それだけじゃないのではと私は考えているわけです。

前は出来てたけど嫌な思いをしたことがきっかけでセックスしたくなくなって、ノンセクになりました!って言う方の話をチラホラ聞いたことがあります。元がどうだったかは人によるにしても、その方々は別に性欲が無くなったからノンセクになったわけではないですよね?でもセックスは嫌だから、ノンセクシャル 。それに間違いはない。

 

私は本当にセックスが嫌いです。そう思い至った理由は自分でもよく分からないんですけど、絶対にやりたくないです。迫られたら死ぬか殺すか、どちらかだ!!というくらいの気持ち。性嫌悪過激派と考えて頂いて結構。

だけど性欲はあるから悶々としたものは生まれてくる。他の人たちはそれを解消するために、セックスっていう選択肢を持ってるけど、私はその選択肢をボコボコに殴って亡き者にしてしまっているので、行き場がない。

あー!くそ、ムラムラする!無性になんかエロい気分なんじゃーッ!!!っていう瞬間は、無情にも定期的に訪れます。そんなとき、そっと自室のカラーボックスを開けて、秘められし一冊の本を手に取り、おもむろに開く。するとどうでしょう、そこには咲き誇る気高き薔薇の園が!!!

 

恋愛できない女という私を感じさせず、自尊心を保ったままに、好きなキャラが見せる新たな一面を垣間見て幸せになることができ、同時に自分の性欲まで解消することができる!!同人BL!!お前は!!ノンセクの私の救世主や!!!という気持ち。

 

…なんですけど、腐女子の中でもBLで性欲を発散するっていう私みたいなタイプは、かなり特異なんじゃなかろうかと思ってます。男性向けだと、新刊最高にシコかったです♂が褒め言葉足り得るのに、女性向けだと嫌がられることもあると聞く。

普通に全年齢のBLも読むし、めっちゃイイ…って泣くこともあるけど、できればそこでエロも欲しいし、あわよくば一緒に性欲も満たされたいな♡って思ってしまうんですよねー。とりあえずPixivに上がる推しCPのR-18は全部巡回してるくらいの勢い。最早ライフワーク、食糧は多いに越したことはないからね!!

それでも性嫌悪過激派の自分が強く出てしまうときには、そんな自分のことが汚らわしい存在だなって、嫌になっちゃうようなこともあったり。ん〜アンビバレンス〜!!

 

ノンセクの私にとって性欲を自分でどうにかするのって、めちゃくちゃめんどくさいんですよね。初めから性欲なんてなければ、こんな苦労しなくて済んだのになーと、思わなくもないんですけど、嘆いてどうなることでもないのでね。

それならせめて、明るく楽しく性欲も発散したいじゃないですか?そこでのBLの有用性ったらないよね、グッジョブすぎるから…ありがとう、本当にありがとう、BLという文化を作ってくだすった、いにしえの腐女子のみなさんに頭が上がらない。

 

恋愛も、セックスも、結婚も、私には難しいし、きっとできないことだけど、その行為に憧れがないと言うと嘘になる。きっと私が歩めない人生、味わえない幸せ、愛する人とひとつになる感覚、それを私の推しが経験してくれること、それが私にとっての救いになってるんじゃないかなぁ…?と思うんです。

ま、なんか綺麗に言っちゃったけど、推しのエロを見るのが大好きなだけだから、私のことは是非ともドエロクソ腐女子って呼んでくれよな!!!

 

ノンセクシャルであることは、私の中のひとつの要素でしかないんですけど、それがほかの要素とも複雑に絡み合って、私というひとりの人間を形造ってるんじゃないかなって考えてます。

今回のテーマに限らず、私はどうしてそう思うんだろう?なんでこれが好きなんだろう?って、自分の中に巻き起こるあらゆる感情の理由やら出どころが知りたい。モラトリアムってなんだったんだろうって思うくらいには、人生、いつまでも自分探しのアラサー。

でもその自分探しが今は何より楽しかったりするんですよね。たくさん考えて向き合うたびに、自分の嫌なところも見えてくる。どうしようもない奴だけど、お前のそういうところ嫌いちゃうで?って、心のいちばん奥で三角座りしてる自分に笑いかけて肩組めたら、それでいいんじゃないかなって。

 

さーて、薄い本読も。

セックス、嫌。どうも!ノンセクです!

ちゃんとした記事はお久しぶりの更新!みなさんお元気ですかー!?ご無沙汰しております、あっきーです。

6月になって新生活の方も落ち着いてきた頃ですかね?わたしの方はアセクノンセクオフを初主催したり、ジムに本格的に通い始めたりなどしてました!基本的に毎日めちゃくちゃ楽しい。この調子で色々アクティブに頑張っていきたい。

 

さてさてさっそくですが、今回のブログテーマは、どストレートに「セックスについて」です。

うん、なんか遂にラスボスがやって来た感がハンパない!いつかは書かなきゃならない部類のお話ではあるんですけど、ノンセクの中でもわたくし性嫌悪過激派を自負しているので、セックスとかほぼアルテマウェポンみたいなもんです。

でもオフ会とかで、いつもブログ見てます!って言ってくださるフォロワーさんがたくさん居てくださることが分かって、そんなみんなが共通して持ってる問題の核心はやっぱり、セックスについてだと思うんですよね…。そのテーマについて語らずにノンセクブログやる意味ないやろ!!とやっと決心が付いたので、このタイミングでの更新です。


そこまで恋愛経験も、性経験もないんですけど、話せることは話しながらでやっていきます。同じノンセクの方の中でも意見が分かれる話題だとは思います。ここからはあくまでわたし個人が考えるセックスについて、色々書かせて頂きたいと思います。

テーマの都合上、若干生々しい話とかも出てきてしまうと思われます。できるだけマイルドにはしますが、そんなん無理やわ!!っていう勇者はコマンド選択【にげる】をお願いしますねー!

ではさっそく!

 

セックスとはなんぞや??

まずはお決まり、テーマの意味について改めて考えてみる。世間一般としては、「子どもを作るための行為」だったり「相手との愛情を確かめ合うためのもの」だったり、人によっては「性欲処理」「スポーツ、娯楽」だったりするのかな?と思うのですが…。

私もね、ノンセク自認するまで…というか、自分がそういう場面に直面するまでは、これら世間一般とほとんど同じ考えを持ってたわけです。


そもそも、セックスがどういうものなのか知ったのが人より遅かったように思います。小学校は普通に地元の公立校に通っていたんですけど、性教育なんてあって無いようなもんでした。

お母さんが持ってる卵子とお父さんが持ってる精子が受精して、子どもができるらしい。ということは分かってたんですけど、そのためにセックスという行為が必要なことを知らなかったんですね…。

愛し合ってる男女が同じベッドに入ったら、精子がトコトコとシーツの上を歩いて、卵子のところまで愛の行進するのかと思ってた。ネタでもなんでもなくガチでそう思ってたんですよ、あの頃の私は。

家では特に何か言われた覚えもないのですけど、テレビで濡れ場なりエロいものが少しでも流れると、即座にチャンネル変えられるような家庭だったので、そこでも何の知識も得られませんでした。ただ、そういうのは見てはいけない、悪いことなのだな…という風にだけ歪んで理解していました。

 


中学高校で私学女子校に進学して、掌を返したようにスパルタ性教育をされ、そこで私はセックスの何たるかを知りました。「え?入れるの?アレをソレに入れるの!?マジで!?」なーんて、そのときの動揺ったらなかったです。

自分の身は自分で守る!セーフティーセックス!避妊は男任せにしない!っていう、養護教諭の先生のアツいご指導のもと、基礎体温の測り方から、メジャーな性病の勉強から全部やりました。コンドームの付け方指導で、みんなの机に発泡スチロール製の張り型が配布されたのはなかなかの衝撃だった。

そんな攻めた性教育してる学校を他に知らないんですけど、とっても大事なことたくさん教えてもらったので有り難かったです。

 


学校ではセックスするな!とは言われなかったですし、ヤるならヤるで責任と覚悟と知識、相手への思い遣りを持ってしっかりとな!っていう方針だったはずです。

実際、中高くらいになると、まわりにはもうセックス経験済みの子たちがたくさんいました。女子校だからこそ隠す必要もないから、割とおおっ広げなところもあって、共学の方と比べたらそういう話を聞く機会も多かったかもしれません。

しかしそんな体験談を聞いても「私も早くセックスしたいなぁ…」という気持ちにはなりませんでした。大人の階段焦って登って足踏み外してるのもよく見かけたし、急いだところで良いことも無さそうだなと思いましたし、処女はここぞというときまで取っとくもんやろ!という謎の信念を貫いていました。

まあ、そんな相手も居なかっただけですけど。

 


セックスを急いではいないけど、性的なことに全く興味が無いわけではなかったので、友達の体験談を聞いたり、そういう漫画や映画や小説なんかを読んだりはしていました。いつか、自分もそういうことをする日が来るんだろうな、ちょっと怖い気持ちもあるけど、みんなやってることだから、どうにかなるか…その時は楽しめたらいいな!くらいの軽さでしか捉えてなかったです。お気楽ー!!

ほかのノンセクの方がどうかは分からないのですが、私はたぶん普通に性欲あるタイプのノンセクなんだと思います。性嫌悪あるのに性欲あるとか何がどうなってんだよ感すごいんですよね。でもね、そうなんですよ…困ったことに。

逆にいうと、性欲あるっていうのは世間一般の方々とおんなじ感覚だから、ほんっっっとにセックスという行為そのものに直面するまで、自分がノンセクだってことに気が付くことができませんでした。あー残念。


そんな感じで25歳そこそまでは、セックスは私にとって「みんながやってるから、いつか自分もするだろうこと」というぼんやーりした位置付けでした。すごくやりたい!とも思わないけど、興味が無いわけでもないから、機会があればやってもいいかな?くらいのイメージ。

その考えが間違ってたと知るきっかけになったのは、このブログでも何度も話題になっている、婚活、それです。伝説のお好み焼きマンとファッションチェッカーピーコの話はしたと思うんですけど、その後に出会った3人目の人とはお付き合いすることになったんですね。

まあ、その彼氏ができたことで、こんな私もセックスと向き合わなければならない状況が生まれてしまったわけです。あんまり思い出したくないこともあるんですけど、ここからはその時のことを振り返りながら、書かせてもらいますね。

 

付き合い始めて3ヶ月間はほんとに何もなくて、手を繋ぐことすらやってなかった我ら。好きは好きで付き合ってたはずなんですけど、自分からもっと相手に触れたいな、触れられたいな!という気持ちが全く湧いてこないことにちょっとした違和感を覚えていました。

まあまだ3ヶ月やしなー、そのうちそういう気分になっていくんやろきっと。焦らんでもええかー!くらいのまたまた軽ーい気持ちでしか考えてなかったんですね。


そんなある日のデートの帰り、最寄りのコンビニまで送ってもらって、さあお家帰ろう!と思った別れ際、なんか不自然に相手がにじり寄ってくる。明らかにいつもと雰囲気が違うし、何かがおかしいという気配を察知。

そこで私は「ああ、この人は今わたしとハグとかキスがしたいんだな」と分かってしまったんです。いままでそんな雰囲気微塵も出して来なかったので、相手が私に触れたいと思っていたことに、そのとき初めて気がつきました。

自分と同じように焦らず進めていけばいいと思ってくれているもんだと信じて疑っていなかったぶん、その相手の急激な変化に付いていけず、ただただビックリしてしまって、ほとんどパニック状態になってしまいました。


どう対処していいのやら分からなくなってしまった私は、何を血迷ったか、相手の右手を力強く握り、渾身のシェイクハンド

「今日はありがとう、お疲れ!!!!」との一言を言い残し、まさかの握手に固まる彼氏を残し、全力疾走帰宅。


帰ってから、その話を姉にしたら涙出るほど爆笑されたんですけど、こちとらもう何も面白くはないし心は死んでいる。いっぱいいっぱいすぎて、その時自分が何を考えてたのは全然覚えてないんですけど、とりあえず早くお家に帰りたい、ここをどうにか切り抜けて早くお家に帰りたい!!と思っていたことだけは克明に記憶に残ってます。

その一件で相手の「欲」に気が付いてしまった私は、それ以来相手に会うのがめちゃくちゃ怖くなりました。そして何より、相手が自分に触れたいと思っている、その事実を受け入れられない自分が居ることに驚いていました。好きな人が自分に触れたがっている、自分を必要として求めてくれている、それは嬉しいことであるはずなのに、私の心に生まれたのは明らかな嫌悪感でした。

人生でできたはじめての彼氏だったので、自分はまだそういうことに慣れてないいないだけで、恥ずかしさもあって上手くいかないだけだ、きっとそうだ、そのうちできるようになるんだと思い込むことで何とか正気を保ってました。

 

握手事件を受けて、私がパニックになったことを相手も悟っているはずなんですけど、一度出してしまったものはしまえないってことなのか、以前の友達ノリが嘘のように、デートでより雰囲気のいい場所へ連れて行こうとしたり、家に来るように誘われたりということがどんどん増えていきました。

最初は上手くかわしたり何らかの理由をつけて断っていたんですけど、向こうも負けてない。もうこうなってくると、いつまでも逃げているわけにもいかなくなってくる。相手のことは好きだし、その気持ちに応えてあげたいという思いもあったので、できる限りはそれを受け入れてあげる方向にシフトしました。まあ、折れたってことです。

そういうことを実際やってるうちに、スキンシップも慣れてくるかも知れないし、良さも分かってくる可能性もあるよね!そのうちセックスもできるよね!!と、前向きに考えようと自分なりに努力はしたのですが…。

 

まー、びっくりするくらい何も変わらない。

ここで手を繋ぐべきなんだろうな、いまキスをする雰囲気だな、とかそういうタイミングはちゃんと分かるんですけど、さあ!いくぞ!っていう土壇場で身体が固まって動かなくなることばっかりでした。このポンコツー!!

私がそんなだから、見かねた相手のほうから手を繋いだりキスしたりは何度もされていたんですけど、そこにあるのは「虚無」のみ。慣れてくるにつれて羞恥心が無くなるから、それがだんだん顕著になる。ほんとに何の感情も生まれないんですね。この行為に何の意味があるんだろう、はやく終わらないかな、今日の晩ご飯なにかな…ハンバーグだったらいいな…みたいな感じ。

どうして何も感じないのか、その理由は全然分からなかったですけど、その虚無を相手に気付かれたらマズいことだけは理解していました。とりあえず目を合わせず済むように、キスの後は相手の胸に頭突きして、さも恥ずかしがってるフリしてやり過ごしつつ、二回戦も阻止するという素晴らしい技を編み出して乗り切ってた覚え。お疲れぽんぽこりーん。

 

その頃になると、デートのたびに何らかのスキンシップイベントが発生していたので、帰り道はほとんど瀕死状態。今日もただの虚無だった…虚無虚無プリンだった…ダメだ、しんどい。スキンシップしてもドキドキも何もない、いつになったら私の恋愛スイッチはオンになるの??って不思議に思ってました。

私のそんな悩みに気付いていたのか居なかったのかは分からないですが、相手からふと、「いつもこっちからばっかりだから、たまにはそっちからもスキンシップして欲しいなあ…」と唐突に言われる事案が発生。

いやいやいや…受動的にやり過ごしてる今でさえこんなにしんどいのに、自分からとか何??地獄か??罰ゲームか??くらいの気持ち。無理みが凄すぎて思わず「どうしてそんなに面倒くさいことしないといけないの?」ってとっさに口にしちゃったんですね。思ってることそのまま出ちゃった感、ドイヒー女ワシ。でもそれが本音やで!!すまんな!!!

 

それを聞いて向こうは言葉失くしてるし、THE 修羅場って感じだったんですけど、もういい機会だから思ってること全部正直に言うたろ!と開き直って、スキンシップが苦手なこと、自分からしたいと思ったことは一度もないこと、今以上に深いスキンシップを求められても応えられないことを相手に伝えました。

そしたら向こうも向こうで、無理強いするつもりは毛頭ないけど、スキンシップは好きだしこれからもしたい、私が恋愛慣れしてないからそう思うだけでは?こういうのは荒療治、やればできる大丈夫!!みたいなことを言いだし負けてない。私も大概自分のこと理解してないので、相手からそう諭されると、そんなもんか?みたいな気がしてきて、じゃあもうちょっと頑張ってみるわ…ってまた折れちゃったんですね。

 

そうなってしまったらもう阻止は不可能、今まで以上に向こうはイケイケどんどん、グイグイプレッシャーかけてくる。それまで何度か相手の家には遊びに行ったりしてたんですけど、なんやろな、今日は絶対せまられるんだろうなっていう謎の直感をした日があってですね。

いつまで逃げてても仕方ないし、ここで腹を括ろう、つまらないプライドは捨てよう、どう考えても乗り気はしないけど避けては通れない道、がんばれ!わたし!!と自分を鼓舞して相手の家に行きました。

まー、見事にその直感は的中して、あれよあれよと言う間に上手いこと流されて、向こうは完全にそういう気分になっちゃっていて、いよいよ逃げられないところまできてしまう。

 

そんなこと最初から分かってたけど、相手がリアルに自分を性的な目でみていることを、まざまざと見せつけられたとき、いままでのスキンシップで感じていた「虚無」とは違って、「絶対に嫌だ」という強い拒絶感と嫌悪感に襲われて、震えが止まりませんでした。

恥ずかしさももちろんあるけど、泣きたいような、逃げたいような、ぐちゃぐちゃした激情で頭がいっぱいになって、訳が分からなくなる。向こうはそんな私の気持ちなんて御構い無しで事をすすめていて、でも「やめて」の一言がなかなか言えないんですね。

この人は彼氏だし、恋人ってセックスするものだし、私もそれを望んでるはずだし、嫌だと思うことは絶対おかしい、この気持ちは何かの間違いだって思うのに。耳元で囁かれて身体に触れられながら、好きだったはずの相手を本気で殺したいと思いました。

 

たぶん我慢してればそのうち終わるし、殺意を殺して心を無にして耐えればいいだけだ、とも考えたんですけど、この人に抱かれ終わったあと、のうのうと生きて居たくないなあ…と漠然と感じました。

私は自分の心が「助けて」って叫んでいるのに、それを聞かなかったことにして流された自分のことをきっと好きになれないし、いまこの瞬間のことを一生後悔する確信があった、と言ったほうが正しいかも知れません。大げさに聞こえるかも知れないですけど、ほんとにほんとに、そう思いました。

元カレも悪い人ではなかったので、か細い声で言った「もうやめて」という言葉をちゃんと聞いてくれて、私は自分の心を守ることができました。その代償に相手の心を傷つける結果になってしまったんですけどね…。

 

もともと、婚活という目的を持ってのお付き合いでしたし、相手は結婚したら絶対に子どもがほしいと何度も話していました。私も子どもは好きだし出来ることなら産みたい気持ちもあったけど、自分にとってセックスが尋常でない精神的苦痛を伴う行為であること、それ故に一緒に居ても相手と同じ気持ちになれないこと、それが分かってこの関係を続けるのは無理だ、そう確信しました。

ほんとに好きならその人のために嫌なことも我慢できるはず、結局わたしはこの人のこと好きじゃないのかも?と最初は考えたのですが、セックスという行為は私が私で居られなくなる、尊厳が脅かされることに等しいもので、我慢できる範囲を遥かに超えていました。この先どんな大恋愛をしたとしても、誰かとセックスしたい、そう自分が思うことはないんだろうな、と気付きました。

ノンセク、という言葉に出会うのはもうちょっと先の話なんですけど、自分の中で周りとは感覚が少し違うんだろうな、と分かったのがこの時です。

 

ノンセクの方でもスキンシップどこまでオッケーかって様々ですよね。オフ会でもよく上がる話題のひとつな気がします。ハグは大好きだし自分からもしたいー!って方もいらっしゃったし、いかなるスキンシップも許さない、ドントタッチミー!な方にお出会いしたこともある。

わたしは自分からしたいなって思うスキンシップはひとつもなくて、手を繋ぐのは許せるけど、キスはできる限りしたくない、それ以上は本当に無理です、嫌じゃなくて無理なんですって感じ。でもそれも、やってみて初めて分かったことなんですよねー。それまで普通に全部出来るもんやと思いこんどったわ、こんにゃろう!!

 

そんなこんなで

セックス、嫌。

やりたくない、絶対に嫌。

というのが、自分のいまの考え。努力うんぬんでどうにかなるものでもない気がするし、感覚としては、もともとそういう風に出来てないんですけど!?って思う。

セックスを強いられる状況を例えるとするなら、羽根なんて生えてない「おいお前!空飛んでみろよ!」って断崖絶壁で言われてる気分。

え?なに?この人…頭おかしくない?わたしが空飛べるとか本気で思ってんの?ただの人間なのに?こっから飛び降りろってか??殺す気なの??よし、殺られる前に殺ろう!ってかんじ。フゥ〜過激派〜!!

 

自分の生まれたまま、ありのままの姿をみせること、自分でも知らない弱い中身を晒して、侵入を許すこと、それらに対して抵抗感があることは確かなんですけど、どうして自分がそこまでセックスに対して嫌悪感があるのか、結局のところまだよく分からないのです。

その理由をずっと考えているんですけど、全然答えが出る気配がありません。知りたい気持ちもあるけど、それを確かめるためにもっかい未遂経験するのは御免ですね。次こそはたぶん死ぬから…。

セックスは身体を使った相手との対話、コミュニケーションの最上級の形、みたいに言われることあるけど、そんなら一生わたしはコミュ障でいいし、死んでもやらないからな!!という無駄に強い意志を持ってる。

 

ノンセクってまわりからしたら見た目は普通だし、他のLGBTに比べるとわかりにくいし、セックスできない?ふーん、そうなんだー?くらいの認識かも知れないけど、セックスできないと子ども産めないし、結婚も茨の道すぎるし、女性としての人生を歩む上では色々と障害も多いセクシャリティだなーって、自分のことながら思います。

生きにくさを感じることたくさんあるから、できることなら普通にセックスできる人間に生まれたかったけど、嘆いたところでどうなることでも無さそうなので、もうそこは受け入れてやっていくしかない。それに、そうやって戦ってるのは私ひとりだけじゃないって、このブログやツイッターで知ることができたから、何とかやって行ける気がしてます!!

 

自分のことは自分で愛する!

それがわたしのモットーです、これからも負けない〜!!